【関西エリア】電気+ガスが一番安いのはどこ?9社を比較してみた

どうも、キャナナです。
電力・ガス自由化が始まってから月日が経ち、ようやくいろんな企業も参入して足並みがそろってきた今日この頃。
ようやく重い腰を上げて調べましたよ!
「電力会社とガス会社、結局どこで契約するのが一番安いんですか!?」
この記事を読めばその答えがわかります!
関西エリアの電気ガス9社を比較した結果
今回の比較に使用したわが家の状況はこちらです。
夫婦2人暮らし家庭
契約:
関西電力(従量電灯A)
大阪ガス(エコジョーズ)
※クリックすると拡大できます
これらの現状から電気・ガス会社を切り替えるのに、どこが一番安かったのかを発表します。
わが家と条件が全く同じではなかったとしても、安い順序は同じになるはず。
ただし例外として、現在大阪ガスの「床暖料金」を契約している方のみ、ガス会社はそのまま変更しないほうがお得になりますので、床暖契約の方は電気料金のみ参考にしてご覧ください。
※以下、毎月変動する調整費などは考慮せず、料金表のみから簡易的に計算した値になりますので、実際の支払いは多少増減します。
※気になった組み合わせについては「詳細を見る」をタップしてご覧ください。
※今との差の「今」とは、関西電力(従量電灯A)、大阪ガス(エコジョーズ)のことです。それぞれ98,282円と57,433円でした。
1位:あしたでんき+関電ガス
あしたでんき
関西エリアではこの「あしたでんき」が最安値となりました!
あしたでんきは東京電力系列の会社なんですが、自由電力で現在全国展開している途中で、料金システムもシンプルでわかりやすく料金も安いため、今やあしたでんきの独壇場になりつつあります。
2位のLooopでんきの料金単価が22.4円なのに対しあしたでんきは22.0円なので、どんな使用量でもあしたでんきが最安値となります。
※私もつい先日あしたでんきに切り替えたので、そのときに気づいた注意点や詳しい申し込み手順についてこちらの記事にまとめました
関電ガス
うちは大阪ガスの床暖料金ではないため「関電ガス」にするのが一番安くなります。
関電ガスは関西電力系列の会社になりますが、関西電力とセットじゃなくても契約できるのが良心的。
関電ガスの料金表はすべてにおいて大阪ガスを下回るように設定してきているので、関電ガスに切り替えるとお得になりますよ!
ただし、床暖料金だけは異常な割引制度があるため、関電ガスでも勝てません。
床暖料金でもめっちゃくちゃ使用量が少なければ関電ガスのほうが安くなることもあるんですが、まぁそれも微々たる額なので、わかりやすく床暖料金の人はそのまま大阪ガスでいいかなと思います。
関電ガスも、契約手数料、解約手数料ともにかからないのでご安心ください。
関電ガス公式サイトへ
2位:Looopでんき+関電ガス
Looopでんき
Looopでんきは元々ソーラーパネルを販売していた会社なんですが、基本使用料なしのシンプルな料金プランで価格も安かったため今まではここが1位だったんですが、あしたでんき登場により2位に陥落。
3位:コープでんき+コープガス
コープでんき
コープでんきの料金プランは、最近大幅に安くなって7位から3位への大幅躍進。
ですがLooopでんきにはあと一歩及ばずでした。
コープガス
コープガスの料金表も大きく見直され、でんきとセットで申し込むとセット割として3%引きになるようにもなったんですが、ガス料金としては関電ガスのほうが安いです。
コープ公式サイトへ
4位:auでんき+関電ガスfor au
年間料金 | 今との差 | |
auでんき (でんきMプラン) | 98,282円 | 0円 |
関電ガスfor au (なっトクプランセット割) | 54,035円 | -3,398円 |
au WALLET ポイント付与額 | -5,651円分 | -5,651円分 |
合計 | 実質146,666円 | 実質-9,049円 |
auでんき
「auでんき」にはauユーザーのみが契約できます。電気料金としては関西電力の従量電灯Aと同じ。
auでんきでは電気料金の支払い額に応じて「au WALLETポイント」が付与されるんですが、
<ポイント還元率>(auでんきのみの契約時)
毎月の電気料金が
5000円未満 1%
5000~8000円未満 3%
8000円以上 5%
これらを加味して実質計算としても4位になりました。
※ただし、電気料金にWALLETポイントを使うことはできないので注意。
au公式サイトへ
関電ガス for au
料金プランとしては、関電ガスの「なっトクプラン」とまったく同じになり、auでんきとセットで契約することでガス代が3%引きになるセット割が適用されます。
au回線解約後もそのまま利用可能。
また、auでんきとガスをセットで契約すると電気料金に対する「au WALLETポイント」の付与率も高くなりますので、試算ではこのセット契約時でのポイント付与額で実質計算をしています。
<ポイント付与>(auでんきとガスのセット契約時)
毎月51ポイント
+
電気料金が
2500円未満 1.5%
2500~6000円未満 5%
6000円以上 6%
au公式サイトへ
5位:ソフトバンク自然でんき+関電ガス
ソフトバンク(自然でんき)
ソフトバンクユーザーじゃなくても契約できますが、ソフトバンクユーザーに対する特典も特にありません。
「自然でんき」も料金プランは「23.42円(税込) / kWh」のみとシンプルです。
ソフトバンクユーザー向けには別で「おうちでんき」というプランもあるのですが、こちらのほうは料金プランとしてはかなり高額だったので、今回は自然でんきのみ紹介しました。
ソフトバンク公式サイトへ
6位:関西電力+関電ガス
関西電力
2019年10月からの増税後の新料金表で計算したものですが、結果は以前よりも値上がりしてしまったので、さらに上位との差が開いた感じ。これにより2位から5位にまで転落。
一応電力とガスをセットで契約することで、電気は「なっトクでんき」という特別な安い料金プランに変更され、ガス料金からもセット割として3%の割引が受けられます。(割引後の料金で試算しています)
関西電力公式サイトへ
7位:eo電気+関電ガスeo割
eo電気
eoのネット契約のある人は、もう少し安い料金プランが適用されるんですが、わたしはネットはeoではないため、eo契約者以外の人の料金プランで試算しています。
契約手数料・解約違約金は無料です。
eo電気公式サイトへ
関電ガス eo割
料金プランとしてはauと同様、関電ガスの「なっトクプラン」と同じです。
eo電気とセットで契約することでセット割でガス代が3%引きになります。
契約手数料・解約違約金は無料です。
関電ガスeo割公式サイトへ
8位:大阪ガス+大阪ガス
大阪ガス
大阪ガスの電気プラン(A-Gプラン)は、ガスとセットで契約した場合のセット割プランです。しかし、セットで契約したとしても特にガス代などからの割引はありません。
電気料金プランとしては、関西電力の従量電灯Aよりもちょびっとだけ安い程度。
ただし、ガスの「床暖料金」だけは関西のガス会社最強のプランなので、契約している人はそのまま手放さずに、電気だけ「あしたでんき」に変えるほうが安くなります。
※エコジョーズプランの新規受付は2019年5月に終了しました
大阪ガス公式サイトへ
9位:J:COM電力+J:COMガス
J:COM電力
契約するためにはJ:COMの他サービスとセットになった「電力セット(長期契約プラン)」に加入する必要があるんですが、これがなかなか要注意です。
今J:COMのサービスを契約している人は、そこに電力とガスの契約を別で追加するだけでセット割が適用されるのかと思いきや、よくよく調べてみると「J:COMサービス+電力」のセットプラン契約に切り替わるシステムのようで、そのセットプランに契約した時点で2年しばり(集合住宅は1年)が発生。
2年以内に電力を辞めたいなーと思ったら2万円の解約違約金がかかるとのこと。しかも契約時には3000円の手数料までかかります。
電力セットを契約すれば、1年間はJ:COMサービス料金から毎月1000円引きになるなどのサービスもはじまったみたいですが、それも最初の1年だけだしそもそもの電気料金が高いので、解約金や2年しばりなども総合的に考えるとイマイチかなぁという印象。
J:COMガス
J:COMガスの提供は関西・関東エリアだけのようです。
料金プラン的には、大阪ガスの「もっと割」と同じで、コープガスと同様、大阪ガスの現在の契約プランをそのまま移行できるのが特徴です。
ただし、J:COMサービスとのセット割が適用されるのは「もっと割」のプランを選んでいる場合だけなので、普通に「関電ガス」にしたほうが安いかなと思います。
JCOM公式サイトへ
料金の具体的な算出方法
一応、これまでの料金を算出するにあたって、私がどのように計算したのか計算式も紹介しておくので、興味のある方はご覧ください。
電気料金の算出方法
ガス料金の算出方法
まとめ
正直これだけの会社を一気に調べて比較するのはめちゃくちゃ大変でした。
気が狂いそうになりながら表計算ソフトと電卓をはじいた日々。。
ようやく自分の満足がいく結論が出せて今は清々しい気持ちです笑
結論としてはもうこのランキングがすべてなので、
1位の組み合わせ「あしたでんき+関電ガス」がベストだと私は思ってます。
例外として大阪ガスの床暖料金だけは別格なので、
床暖料金の人は「あしたでんき+大阪ガス(床暖)」が最安になるかなと思います。
今回はあくまでわが家の状況での試算になりますので、契約プランや使用量によって変わってくる可能性もあります。
特に、オール電化だと逆に高くなる可能性もあるのでご注意ください。
ということで、今回はこれで!
またーノシ
コメント
コメント一覧 (2件)
いやぁ~大変参考になりました!!
私のところでは8月の使用量が550kwhだったので、looopでんきだと月額で4000円も安くなりましたw
有益な情報をありがとうございます!
よかったですー!
Excel使って計算しまくった甲斐がありました…!