【関西エリア】電気+ガスが一番安いのはどこ?8社を比較してみた
どうも、キャナナです。
昨今の燃料費高騰により、新電力のサービスも大幅な値上げや事業撤退など大きな変化がありました。
そして2023年1月〜9月までは政府からの値引き対応があったり、2023年6月からはまた各社料金プランの見直しを行ったりとまだまだ大荒れな電力業界。
そんな中で、結局今どこが安いんですか!?ということで、ややこしい各社料金プランを読み解き、主要な8社の2023年6月時点での電気料金を算出してみました!
もう結果は驚きでしたよ。。
私もこの結果を見てすぐ契約を切り替えたんですが、関西電力エリアにお住まいの皆様。
これが私の答えです…!!
関西エリアの電気ガス8社を比較した結果
電気料金が一番安いのはここ!
2023年6月時点の各社料金プラン(燃料費調整額込み)で【500kWh】電気を使用した場合の月額で比較してみたところ、以下のような結果になりました。(安い順)
関西電力 <従量電灯A> | 11,254円 |
ENEOSでんき <関西Aプラン> | 13,329円 |
auでんき <でんきMプラン> (関電ガスfor auもセットで契約した場合のポイント還元含む) | 13,522円 |
eo電気 <スタンダードプラン(ネットセット)> ※eo光のネット契約が必要 | 13,530円 |
関西電力 <なっトクでんき> ※関電ガスの契約が必要 | 13,643円 |
大阪ガス <ベースプランA-G> ※大阪ガスのガス契約が必要 | 13,646円 |
eo電気 <スタンダードプラン(ネットなし)> | 13,911円 |
ソフトバンクでんき <自然でんき> | 14,420円 |
ソフトバンクでんき <おうちでんき> | 15,117円 |
楽天でんき <プランS> | 15,906円 |
J:COM電力 <家庭用コース従量A> | 24,673円 |
なんと、現在は回り回って結局関西電力の従量電灯Aが一番安いという状態になっています。。
なので、ここ数年で新電力に切り替えていた人もいったん関西電力に戻して様子を見た方がいいと思います。
ガス料金が一番安いのはここ!
2023年6月時点の各社料金プランで【40㎥】ガスを使用した場合の月額で比較してみたところ、以下のような結果になりました。(安い順)
大阪ガス <床暖料金> ※2022年3月で新規申込受付終了しました ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 6,720円 |
関電ガス <なっトクプラン電気セット割> ※関西電力で電気の契約が必要 | 7,369円 |
大阪ガス <もっとまとめトク料金> ※大阪ガスの電気とインターネット両方の契約が必要 | 7,388円 |
大阪ガス <まとめトク料金> ※大阪ガスの電気またはインターネットの契約が必要 | 7,582円 |
関電ガス <なっトクプラン> | 7,597円 |
楽天ガス <supplied by関電ガスプランS> | 7,627円 |
大阪ガス <あっためトク料金エコジョーズプラン> ※ガス温水床暖房とエコジョーズがある家庭のみ ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 7,800円 |
大阪ガス <あっためトク料金スタンダードプラン> ※ガス温水床暖房がある家庭のみ ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 7,819円 |
大阪ガス <一般料金> | 7,819円 |
ガスの断トツ1位は大阪ガスの床暖料金ですが、残念ながら現在はあっためトク料金しか契約できないので、もし現時点で床暖料金を契約している場合は解約せず大事に契約を続けることをおすすめします。
また、料金プランのみの計算では下位の大阪ガス「あっためトク料金」ですが、こちらもガス機器の有無などによってここからさらにオプション割引が入るので、これで6%以上の割引が入れば2位の関電ガスよりも安くなります。
- ガス温水浴室暖房乾燥機 4%
- 大阪ガスの電気 3%
- 大阪ガスのインターネット 3%
- ガス機器保証サービス等 2%
それ以外の方は関電ガスのなっトクプランがおすすめで、さらに現在は電気料金も関西電力が一番安いので、ちょうど電気セット割が使えてお得です。
以上が各社料金プランで計算した結果なので、これだけを見て乗り換えを検討してもらっても構わないのですが、、
電気とガスの組み合わせによって多少順位が上下することと、本当にこの料金になるのか各社の料金プランの中身も気になるかと思いますので、以下でランキング形式で詳しく解説したいと思います。
関西エリアで電気+ガスの組み合わせが安いランキング
1位:関西電力+関電ガス
関西電力【従量電灯A】
<料金表>
従量電灯A | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 433.41円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.31円 |
120-300kWh(第2段階) | 25.71円 |
300kWh-(第3段階) | 28.70円 |
+ 燃料費調整額 | |
0-15kWh | -71.34円 |
15kWh- | -4.76円 |
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は全国どの会社でも共通で「1.40円/kWh」なので料金表からは除外しています。(2023年6月時点)
433.41円+(20.31円×105kWh)+(25.71円×180kWh)+(28.70円×200kWh)+(-71.34円)+(-4.76円×485kWh)+700円=11,254円
関西電力でガスも契約すると、電気料金も【なっトクでんき】というプランが契約できて本来はこちらの方が従量電灯Aよりも安い料金プランになっているんですが、
現在は燃料費調整額が従量電灯Aだとマイナスになり、なっトクでんきの方はプラスになるので、逆転して従量電灯Aの方が安くなっています。
なっトクでんきの料金プランを見る
なっトクでんき | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 377.40円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.31円 |
120-300kWh(第2段階) | 24.10円 |
300kWh-(第3段階) | 27.80円 |
+ 燃料費調整額 | |
0-15kWh | 16.03円 |
15kWh- | 1.07円 |
377.40円+(20.31円×105kWh)+(24.10円×180kWh)+(27.80円×200kWh)+(16.03円)+(1.07円×485kWh)+700円=13,643円
なので、現在なっトクでんきのプランで契約している人も電話で従量電灯Aへのプラン切り替えをおすすめします。(プラン切り替えは電話受付のみだそうです)
関電ガス【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
電気セット割引 | 3% |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)×0.97=7,369円
関電ガスの【なっトクプラン】は、関西電力の電気も契約しているとセット割でガス代から3%引きになります。
また、電気の契約はなっトクでんきプランじゃなく従量電灯Aでもセット割が可能。
電気料金が現時点で一番安い関西電力と、その関西電力とセット割でさらにお得になる関電ガスが現時点で一番安い電気とガスの組み合わせとなります。
2位:auでんき+関電ガス for au
auでんき 「でんきMプラン」 ※ガスセット時のポイント還元(1.5%)込み | 電気代 (500kWh使用時) | 13,522円 |
関電ガス for au 「なっトクプラン」 ※電気セット割引(3%)込み | ガス代 (40㎥使用時) | 7,369円 |
合計 | 20,891円 |
auでんき【でんきMプラン】
<料金表>
でんきMプラン | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 433.40円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.30円 |
120-300kWh(第2段階) | 25.70円 |
300kWh-(第3段階) | 28.69円 |
+燃料費調整額 | |
0-15kWh | 2.48円 |
15kWh- | 0.17円 |
+ | ポイント還元(ガスとセット時)|
電気料金8,000円未満 | 1% |
電気料金8,000円以上 | 1.5% |
{433.40円+(20.30円×105kWh)+(25.70円×180kWh)+(28.69円×200kWh)}×0.985+2.48円+(0.17円×485kWh)+700円=実質13,522円
auでんきでは、電気の利用料金に応じてPontaポイントの還元があるので、その分を実質計算すると他の電力会社よりも少し安いです。(ガスとセットじゃないと還元率はこれより下がります)
関電ガス for au【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
電気セット割引 | 3% |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)×0.97=7,369円
auは関電ガスと組んでいるため【関電ガス for au】という形で関電ガスと同じ料金プランを契約でき、さらにガスと電気のセット割も適用できるのでガス代も安くできます。
これにより、電気代のみだと3位ですがガス代との合算で総合では2位になります。
3位:eo電気(ネットあり)+関電ガス eo割
eo電気 「スタンダードプラン(ネットセット)」 ※eo光ネットの契約が必要 | 電気代 (500kWh使用時) | 13,530円 |
関電ガス eo割 「なっトクプラン」 ※電気セット割引(3%)込み | ガス代 (40㎥使用時) | 7,369円 |
合計 | 20,899円 |
eo電気【スタンダードプラン(ネットセット)】
<料金表>
スタンダードプラン(ネット) | 料金単価 |
-15kWh | 25.09円 |
15-120kWh | 20.32円 |
120-300kWh | 24.06円 |
300kWh- | 27.27円 |
+燃料費調整額 | |
1kWhあたり | 1.07円 |
(25.09円×15kWh)+(20.32円×105kWh)+(24.06円×180kWh)+(27.27円×200kWh)+(1.07円×500kWh)+700円=13,530円
eo電気では、eo光ネットの契約があるかないかで料金プランが変わり、さらに電気の使用量に応じて「スタンダードプラン」と「シンプルプラン」の2種類があります。
電気を550kWh以上使うのであれば「シンプルプラン」の方が安いです。(今回は500kWhでの試算だったためスタンダードプランを選んでいます。)
※eo電気は2023年9月に電気料金の改定があり、500kWhだと今より509円程度値上がりするので、これを加味すると9月からの順位は7位くらいまで下がると予想されます
関電ガス eo割【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
電気セット割引 | 3% |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)×0.97=7,369円
eo電気も関電ガスと組んでいるため【関電ガス eo割】という形で関電ガスと同じ料金プランを契約でき、さらにガスと電気のセット割も適用できるのでガス代も安くできます。
これにより、電気代のみだと4位ですがガス代との合算で総合では3位になりました。
4位:ENEOSでんき+関電ガス
ENEOSでんき【関西Aプラン】
<料金表>
関西Aプラン | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 378.29円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.32円 |
120-300kWh(第2段階) | 24.00円 |
300kWh-(第3段階) | 26.81円 |
+ 燃料費調整額 | |
0-15kWh | 16.03円 |
15kWh- | 1.07円 |
にねんとくとく割 | -0.20円/kWh(2年間) -0.30円/kWh(3年目以降) |
378.29円+(20.32円×105kWh)+(24.00円×180kWh)+(26.81円×200kWh)+16.03円+1.07円×485kWh+700円ー(0.20円×500kWh)=13,329円
ENEOSでんきでは、2年しばり契約にすることで「にねんとくとく割」の割引がかかります。(更新月以外で解約すると解約料1,100円がかかります)
関電ガス【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)=7,597円
ENEOSは関電ガスとのセット割が効かないため、電気代のみだと2位ですがガス代も含めると4位になります。
ただし、ENEOSカードを作るとガソリン代が月に150ℓまで1円/ℓ引きになるのと、電気代も毎月100円引きになるので、今回の試算条件であれば2位に浮上します。
5位:大阪ガスの電気+大阪ガス
大阪ガスの電気 「ベースプランA-G」 ※大阪ガスのガス契約が必要 | 電気代 (500kWh使用時) | 13,646円 |
大阪ガス 「まとめトク料金」 ※大阪ガスの電気またはインターネットの契約が必要 | ガス代 (40㎥使用時) | 7,582円 |
合計 | 21,228円 |
大阪ガスの電気【ベースプランA-G】
<料金表>
ベースプランA-G | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 377.40円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.31円 |
120-300kWh(第2段階) | 24.90円 |
300kWh-(第3段階) | 27.83円 |
+ 燃料費調整額 | |
0-15kWh | 16.03円 |
15kWh- | 1.07円 |
377.40円+(20.31円×105kWh)+(24.90円×180kWh)+(27.83円×200kWh)+16.03円+1.07円×485kWh+700円=13,646円
大阪ガスの電気は、ガスも大阪ガスでまとめると安い料金プラン「ベースプランA-G」になります。
大阪ガス【まとめトク料金】
<料金表>
まとめトク料金 | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 1262.70円 | 159.40円 |
21-50㎥ | 1,319.50円 | 156.56円 |
51-100㎥ | 1,550.00円 | 151.95円 |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,319.50円+(156.56円×40㎥)=7,582円
大阪ガスのガス料金も、大阪ガスの電気を契約することで安い料金プラン「まとめトク料金」になります。
さらに大阪ガスのインターネットも契約すれば「もっとまとめトク料金」になりさらに安い料金プランになります。(40㎥の使用だとまとめトク料金との差額194円)
6位:eo電気(ネットなし)+関電ガス eo割
eo電気 「スタンダードプラン(ネットなし)」 | 電気代 (500kWh使用時) | 13,911円 |
関電ガス eo割 「なっトクプラン」 ※電気セット割引(3%)込み | ガス代 (40㎥使用時) | 7,369円 |
合計 | 21,280円 |
eo電気【スタンダードプラン(ネットなし)】
<料金表>
スタンダードプラン(ネットなし) | 料金単価 |
基本料金 | 290.4円 |
0-15kWh | 5.80円 |
15-120kWh | 20.31円 |
120-300kWh | 25.22円 |
300kWh- | 28.13円 |
+燃料費調整額 | |
1kWhあたり | 1.07円 |
290.4円+(5.80円×15kWh)+(20.31円×105kWh)+(25.22円×180kWh)+(28.13円×200kWh)+(1.07円×500kWh)+700円=13,911円
eo電気では、eo光ネットの契約があるかないかで料金プランが変わり、さらに電気の使用量に応じて「スタンダードプラン」と「シンプルプラン」の2種類があります。
電気を550kWh以上使うのであれば「シンプルプラン」の方が安いです。(今回は500kWhでの試算だったためスタンダードプランを選んでいます。)
※eo電気は2023年9月に電気料金の改定があり、500kWhだと今より509円程度値上がりするので、これを加味すると9月からの順位は7位くらいまで下がると予想されます
関電ガス eo割【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
電気セット割引 | 3% |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)×0.97=7,369円
eo電気も関電ガスと組んでいるため【関電ガス eo割】という形で関電ガスと同じ料金プランを契約でき、さらにガスと電気のセット割も適用できるのでガス代も安くできます。
7位:ソフトバンク自然でんき+関電ガス
ソフトバンク【自然でんき】
<料金表>
自然でんき | 料金単価 |
1kWhあたり | 23.42円 |
+燃料費調整額 | |
0-15kWh | 33.66円 |
15kWh- | 2.24円 |
+電力市場連動額 | |
30分ごとに料金が変動 |
(23.42円×500kWh)+(33.66円×15kWh)+(2.24円×485kWh)+890円+700円=14,420円
ソフトバンクの自然でんきは、基本料金や段階的な従量料金がなくシンプルで分かりやすい料金プランですが、2023年6月より「電力市場連動額」というものがプラスされるようになりました。
電力市場連動額は30分ごとに料金が変動するため、実際に契約して利用してみないことには料金がどうなるのか予想がつきにくいのですが、今回の試算では公式サイトにある料金シミュレーションで出た結果を使用しています。
関電ガス【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)=7,597円
ソフトバンクは関電ガスと組んでいないため、電気のセット割は適用されません。
8位:ソフトバンクおうちでんき+関電ガス
ソフトバンク【おうちでんき】
<料金表>
おうちでんき | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 377.4円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.30円 |
120-300kWh(第2段階) | 24.10円 |
300kWh-(第3段階) | 27.80円 |
+ 燃料費調整額 | |
0-15kWh | 134.15円 |
15kWh- | 8.94円 |
+電力市場連動額 | |
30分ごとに料金が変動 |
377.4円+(20.30円×105kWh)+(24.10円×180kWh)+(27.80円×200kWh)+134.15円+(8.94円×485kWh)+890円+700円=15,117円
ソフトバンクのおうちでんきは、自然でんきよりも料金が高くなりますが、ソフトバンクやワイモバイルでの契約がある場合、その通信料が10回線まで1回線ごとに110円/月割引(2年間)なります。(3年目以降は55円/月)
ただ、それでも自然でんきより安くなるためには7回線以上(それも2年間のみ)の契約がないと無理な計算になります。
関電ガス【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)=7,597円
ソフトバンクは関電ガスと組んでいないため、電気のセット割は適用されません。
9位:楽天でんき+関電ガス
楽天でんき【プランS】
<料金表>
プランS | 料金単価 |
1kWhあたり | 37.60円 |
+市場価格調整額 | |
1kWhあたり | -7.0円 |
ー | ポイント還元|
200円につき1ポイント |
(37.60円×500kWh)ー94ポイント+(-7.0円×500kWh)+700円=15,906円
楽天でんきは、基本料金や段階料金がなくシンプルな料金プランで楽天ポイントのポイント還元があり、燃料費調整額も市場価格調整額という名称で計算されていて政府からの支援分がここで値引きされています。
しかし、大元の料金単価が高いので順位はかなり下位に。
ただし、キャンペーンでポイント還元がある場合があるので、これを実質計算すれば1ヶ月くらいは関西電力よりお得になるかも…?という感じです。
関電ガス【なっトクプラン】
<料金表>
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 183.47円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 158.36円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 158.23円 |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(158.36円×40㎥)=7,597円
楽天にも「楽天ガス supplied by 関西電力 プランS」というものがあるんですが、料金プランは大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」と同じで、関電ガスの方が安いのでここでは関電ガスと組み合わせています。
10位:J:COM電力+J:COMガス
J:COM電力 「家庭用コース従量A」 | 電気代 (500kWh使用時) | 24,673円 |
J:COMガス 「まとめトク料金」 ※現在契約している大阪ガスの契約プランも継続可能 | ガス代 (40㎥使用時) | 7,582円 |
合計 | 32,255円 |
J:COM電力【家庭用コース従量A】
<料金表>
家庭用コース従量A | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 433.41円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.31円×0.5%引き |
120-300kWh(第2段階) | 25.71円×1%引き |
300kWh-(第3段階) | 28.70円×10%引き |
+燃料費調整額 | |
0-15kWh | -33.02円 |
15kWh- | -2.2円 |
+電源調達調整費 | |
1kWhあたり | 25.54円 |
433.41円+(20.31円×105kWh×0.995)+(25.71円×180kWh×0.99)+(28.70円×200kWh×0.9)+(-33.02円)+(-2.2円×485kWh)+(25.54円×500kWh)+700円=24,673円
J:COM電力は、2023年4月から「電源調達調整費」というものを導入したため、他社と比べてずば抜けて高額になっています。
J:COMガス【まとめトク料金】
<料金表>
まとめトク料金 | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 1262.70円 | 159.40円 |
21-50㎥ | 1,319.50円 | 156.56円 |
51-100㎥ | 1,550.00円 | 151.95円 |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,319.50円+(156.56円×40㎥)=7,582円
J:COMは大阪ガスと組んでいるので、現在大阪ガスで契約しているのなら同じ料金プランをそのままJ:COMガスに引き継げるのと、電気とセットでお得になる「まとめトク料金」も適用できます。
ただ、電気料金の方がずば抜けて高いのでガス代が少々安くなったりしたところで順位は最下位です。
関西電力エリアで安い電気ガス会社まとめ
長々と表や計算式を書いてきましたが、一応計算の根拠を示しただけで最初にある表の順番が全てです。
電気料金は、2023年6月時点では関西電力の「従量電灯A」が一番安かったので、これはもう誰もがこのプランに切り替えることをおすすめします。
ガス料金については、床暖設備のある人は基本的に大阪ガスが安いので大阪ガスのままで、それ以外の人は関電ガスにして電気とまとめるのがおすすめです。
これまで新電力の方が安い時代がずっと続いていたので、私も一番安いところに何度も契約を切り替えてきましたが、結局まわりまわって関西電力の従量電灯Aが安くなる時が来るとは。。という感じでした。
また、政府からの負担軽減施策も2023年9月には終わってしまうので、10月以降はさらに高額になる可能性があります。
2023年10月頃にまた再計算してランキングに反映する予定ではありますが、おそらく関西電力1位はそのままかなと思います。
この高騰の流れがいつか終わってまた新電力の時代が来ることがあれば、その時また一番安い電力会社を紹介したいと思いますので、ぜひこのブログを訪れてください!
ではまたーノシ
コメント
コメント一覧 (2件)
いやぁ~大変参考になりました!!
私のところでは8月の使用量が550kwhだったので、looopでんきだと月額で4000円も安くなりましたw
有益な情報をありがとうございます!
よかったですー!
Excel使って計算しまくった甲斐がありました…!