【関西エリア】電気+ガスが一番安いのはどこ?10社を比較してみた


どうも、キャナナです。
昨今の燃料費高騰により、新電力のサービスも大幅な値上げや事業撤退など大きな変化がありました。
そして2023年1月〜9月までは政府からの値引き対応があったり、2023年6月からはまた各社料金プランの見直しを行ったりとまだまだ大荒れな電力業界。
そんな中で、結局今どこが安いんですか!?ということで、ややこしい各社料金プランを読み解き、主要な10社の2025年6月時点での電気料金を算出してみました!
私もこの結果を見てすぐ契約を切り替えたんですが、関西電力エリアにお住まいの皆様。
これが私の答えです…!!
関西エリアの電気ガス10社を比較した結果
電気料金が一番安いのはここ!
2025年6月時点の各社料金プラン(燃料費調整額込み)で【400kWh】電気を使用した場合の月額で比較してみたところ、以下のような結果になりました。(安い順)
シン・エナジー <きほんプラン> | 11,344円 |
オクトパスエナジー <グリーンオクトパス> | 12,331円 |
オクトパスエナジー <シンプルオクトパス> | 12,352円 |
大阪ガス <ファミリー応援プラン> | 12,419円 |
関西電力 <従量電灯A> | 12,601円 |
ENEOSでんき <Vプラン:関西Aプラン> | 12,665円 |
関西電力 <なっトクでんき> ※関電ガスとセット | 12,732円 |
大阪ガス <ベースプランA-G> ※大阪ガスのガスとセット | 12,783円 |
J:COMでんき <家庭用コースa従量A> | 12,895円 |
auでんき、Pontaでんき <でんきMプラン> ※ガスとセット時のポイント還元含む | 実質13,077円 |
eo電気 <スタンダードプラン(ネットセット)> ※eo光のネット契約とセット | 13,116円 |
ソフトバンクでんき <おうちでんき> | 13,217円 |
大阪ガス <新生活応援プラン> ※ガスとセットの新生活セット割込み | 13,318円 |
楽天でんき <プランS> | 15,048円 |
ソフトバンクでんき <自然でんき> | 17,784円 |
※時間別で料金が変わるプランについては比較できないので比較していません。
※同じ電力会社で複数プランがある場合、一番安かったプランのみ表示していることがあります。
ここ長らく補助金等もあって結局関西電力が一番安いという逆転現象が起きていたのですが、ようやく新電力でも関西電力より安いところがちらほら出てきました。
ただ、上位の電力会社はあまり聞きなれないところばかりだったので、以下で私が調べた内容を紹介します。
ガス料金が一番安いのはここ!
2025年6月時点の各社料金プランで【40㎥】ガスを使用した場合の月額で比較してみたところ、以下のような結果になりました。(安い順)
大阪ガス <床暖料金> ※2022年3月で新規申込受付終了しました ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 7,187円 |
関電ガス <なっトクプラン電気セット割> ※関西電力で電気の契約が必要 | 7,517円 |
関電ガス <なっトクプラン> | 7,749円 |
大阪ガス <もっとまとめトク料金> ※大阪ガスの電気とインターネット両方の契約が必要 | 7,855円 |
大阪ガス <まとめトク料金> ※大阪ガスの電気またはインターネットの契約が必要 | 8,049円 |
楽天ガス <supplied by関電ガスプランS> | 8,093円 |
大阪ガス <あっためトク料金エコジョーズプラン> ※ガス温水床暖房とエコジョーズがある家庭のみ ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 8,267円 |
大阪ガス <あっためトク料金スタンダードプラン> ※ガス温水床暖房がある家庭のみ ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 8,286円 |
大阪ガス <一般料金> | 8,286円 |
ガスの1位は大阪ガスの「床暖料金」ですが、残念ながら現在は床暖があっても「あっためトク料金」しか契約できないので、もし現時点で床暖料金を契約している場合は解約せず大事に契約を続けることをおすすめします。
また、料金プランのみの計算では下位の大阪ガス「あっためトク料金」ですが、こちらもガス機器の有無などによってここからさらにオプション割引が入るので、これで7%以上の割引が入れば2位の関電ガスよりも安くなります。
- ガス温水浴室暖房乾燥機 4%
- 大阪ガスの電気 3%
- 大阪ガスのインターネット 3%
- ガス機器保証サービス等 2%
それ以外の方は関電ガスのなっトクプランがおすすめです。
以上が各社料金プランを確認してExcelで計算した結果なので、これだけを見て乗り換えを検討してもらっても構わないのですが、、
電気とガスの組み合わせによって多少順位が上下することと、本当にこの料金になるのか各社の料金プランの中身も気になるかと思いますので、以下でランキング形式で詳しく解説したいと思います。
関西エリアで電気+ガスの組み合わせが安いランキング
※料金の下の()の金額は、それぞれ関西電力(従量電灯A)と大阪ガス(一般料金)から切り替えた場合の差額です
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は2025年6月時点で一律3.98/kWhなので、400kWhで1,592円で計算に全て含めています
※燃料費調整額などの毎月変動するものについてはそれぞれ2025年6月の価格で計算しています
1位:シン・エナジー+関電ガス
シン・エナジー <きほんプラン> | 電気代 (400kWh使用時) | 11,344円 (-1,257円) |
関電ガス <なっトクプラン> | ガス代 (40㎥使用時) | 7,749円 (-537円) |
合計 | 19,093円 (-1,794円) |
シン・エナジー【きほんプラン】
あまり聞きなれない社名で私も今回初めて知ったのですが、調べてみると結構しっかりとした再エネ開発実績を持つ会社のようで、1993年設立から「Symbiosis(共生)+Energy(エネルギー)」の理念の元、自然との共生と地域復興を目的として太陽光・バイオマス・水力・風力・地熱など幅広い再生可能エネルギーを手掛けています。2018年に旧:洸陽電機から社名変更。
なので、近年の新電力ブームに乗っかっただけのポッと出の会社とかではなく(失礼)、元からしっかり電力系の事業をされているので安心感はあるかなと思って、今回も価格の面だけでなくそのあたりも含めて紹介しています。
ちなみに、今回は400kWhで試算していますが300kWhでも500kWhでも600kWhでもシン・エナジーが一番安かったので、文句なしの堂々1位です。
私もこの計算結果を受けてさっそく関西電力からシン・エナジーに切り替えの申し込みをました。
また、2025年7月〜9月までまた政府から補助が出るようですが、こちらは新電力も対象になるため今すぐシン・エナジーに変更しても大丈夫です。400kWhの使用量だとおよそ900円前後の値引きになるようです。
シン・エナジー【きほんプラン】の
料金表と計算式はこちら
従量電灯A | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 396.81円 |
15-120kWh(第1段階) | 19.81円 |
120-300kWh(第2段階) | 23.83円 |
300kWh-(第3段階) | 27.30円 |
+電源調達調整単価 | |
1kWhあたり | 0円 |
+容量拠出金相当額 | |
1kWhあたり | 0.64円 |
396.81円+(19.81円×105kWh)+(23.83円×180kWh)+(27.30円×100kWh)+(0.64円×400kwh)+1,592円=11,344円
また、今回は「きほんプラン」で計算しましたが、他にも「昼生活フィットプラン」と「夜生活フィットプラン」があり、これらは毎月マイページでどのプランが一番お得になるか教えてくれて、検針ごとにプランの切り替えも可能なので、とりあえずは「きほんプラン」で契約しておいて、あとから自分の生活スタイルに合わせてお得なプランに切り替えてもらえればと思います。
またJALのポイントカードをお持ちの方は、申し込み時に登録しておくと電気料金200円につき1マイル貯まります。
電力会社の切り替えは、解約金も契約の縛りも初期費用もなく、現在契約している電力会社への解約手続きも不要なので、いつでも柔軟に乗り換えられるのが良いところ!
お手元に現在の電力会社のお客様番号と供給地点特定番号さえ準備すれば無料で簡単に申し込みできます。
関電ガス【なっトクプラン】
関電ガスのなっトクプランは、関西電力の電気も契約しているとセット割でガス代から3%引きになりますが、電気を契約せず関電ガスのみでも契約可能です。
また、電気の契約はなっトクでんきプランじゃなく従量電灯Aでもセット割が効きます。
関電ガス【なっトクプラン】の
料金表と計算式はこちら
なっトクプラン | 基本料金 | 従量料金 |
0-20㎥ | 758.90円 | 187.28円 |
21-50㎥ | 1,262.33円 | 162.17円 |
51-100㎥ | 1,266.83円 | 162.04円 |
電気セット割引 | 3% |
※今回は40㎥での試算なので101㎥以上の料金表は省略
※原料費調整単価込み
1,262.33円+(162.17円×40㎥)=7,749円
大阪ガスで床暖系の料金プランを契約している人は、オプション割などによって関電ガスよりも安くなる可能性がありますが、それ以外の人は関電ガスの方が安くなると思います。
うちは床暖がないので、もちろん関電ガスに切り替えています。
ガスの切り替えも基本的には解約金や契約の縛りはありませんが、ガス機器のレンタルなど何か他に契約しているものがあるともしかしたら解約金がかかってしまうこともあるので、念の為問い合わせてから解約した方が安心かなと思います。
あと、ガスの場合は他社に乗り換えてまた大阪ガスに戻ろうと思った時に、現在契約しているプランの新規受付が終了してしまって今と同じものは契約できなくなってしまう可能性もあるので注意してください。
特に「床暖料金」プランはお宝プランなので絶対に手放さないように…!
2位:オクトパスエナジー+関電ガス
オクトパスエナジー <グリーンオクトパス> | 電気代 (400kWh使用時) | 12,331円 (-270円) |
関電ガス <なっトクプラン> | ガス代 (40㎥使用時) | 7,749円 (-537円) |
合計 | 20,080円 (-807円) |
オクトパスエナジー【グリーンオクトパス】
またまた聞きなれない社名が出てきましたが、こちらについても調べてみました。
オクトパスエナジーは、本社のあるイギリスから世界9カ国にサービスを提供するグローバル企業で、2021年から日本国内でもサービスを開始(東京ガスとの合弁)。イギリスではシェアNo.1の実績あり。
オール電化プランや再エネ100%のグリーンオクトパスプランなどがありますが、中でもシンプルオクトパスは料金システムがとてもシンプルでわかりやすく、12ヶ月固定単価なので価格変動リスクもなく安心感があります。
今回は400kWhでの試算だったので「グリーンオクトパス」の方が安くなっていますが、500kWh以上だと「シンプルオクトパス」の方が安くなります。
公式サイトが結構ポップな作りなので、私も最初は大丈夫か?と心配したのですが、イギリスでの実績は確かなようで、料金システムも明瞭でとても分りやすいので、他社で燃料調整費等での急な値上がりが不安で電気使用量も少なめの人は12ヶ月固定単価のシンプルオクトパスを選んでおくのもアリだと思います。
2025年6月時点での料金は1位のシン・エナジーには負けていますが、毎月の変動で値上がりしていった場合はシンプルオクトパスの方が安くなる時もあるかもしれません。
オクトパスエナジー【グリーンオクトパス】の
料金表と計算式はこちら
従量電灯A | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 12.4円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.08円 |
120-300kWh(第2段階) | 22.70円 |
300kWh-(第3段階) | 26.61円 |
+燃料費調整額 | |
1kWhあたり | 3.78円 |
(12.4円×15kWh)+(20.08円×105kWh)+(22.70円×180kWh)+(26.61円×100kWh)+(3.78円×400kwh)+1,592円=12,331円
オクトパスエナジー【シンプルオクトパス】の
料金表と計算式はこちら
シンプルオクトパス | |
1kWhあたり | 26.9円 |
400kWh×26.9円+1,592円=12,352円
なんと、燃料費調整額もなく本当にめちゃくちゃシンプルでわかりやすいです。
3位:大阪ガス+関電ガス
大阪ガス【ファミリー応援プラン】
ここでようやく大阪ガスが食い込んできました。今まで大阪ガスの電気は高かったのでいつも下位だったんですが、2022年12月に登場したこの「ファミリー応援プラン」においては、電気をよく使うご家庭で関西電力の従量電灯Aよりも安くなるようです。
上位の聞きなれない会社に切り替えるのはやはり不安、、という方は、安心の大阪ガスに切り替えるのも手。
さらに、床暖房を設置しているご家庭ならガスも大阪ガスの方が安くなる場合も多いので、大阪ガスで電気もまとめてしまえばお支払いもシンプルになるのでおすすめです。
ただし「ファミリー応援プラン」は電気使用量300kWhで計算すると関西電力の「従量電灯A」より高くなったので、電気の使用量が少ないご家庭はご注意ください。
大阪ガス【ファミリー応援プラン】の
料金表と計算式はこちら
従量電灯A | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 411.57円 |
15-120kWh(第1段階) | 21.90円 |
120-300kWh(第2段階) | 22.90円 |
300kWh-(第3段階) | 27.69円 |
+燃料費調整額 | |
1kWhあたり | 3.78円 |
411.57円+(21.90円×105kWh)+(22.90円×180kWh)+(27.69円×100kWh)+(3.78円×400kwh)+1,592円=12,419円
お引越し先での電気切り替えならこちら
4位:関西電力+関電ガス
関西電力 「従量電灯A」 | 電気代 (400kWh使用時) | 12,601円 (0円) |
関電ガス 「なっトクプラン」 ※電気セット割引(3%)込み | ガス代 (40㎥使用時) | 7,517円 (-769円) |
合計 | 20,118円 (-769円) |
関西電力【従量電灯A】
ここで関西電力の登場です。これ以降は電力会社を変更するメリットがないので読む必要はありません。
関西電力でガスも契約すると、電気料金も【なっトクでんき】というプランになって本来はこちらの方が従量電灯Aよりも安いはずなんですが、現在は燃料費調整額が従量電灯Aの方が安いため、全部含めると従量電灯Aの方が安くなるという逆転現象が起こっています。
なので「なっトクでんき」ではなく「従量電灯A」で計算しているのも間違いではなくこの方が安いからなので、もし現在「なっトクでんき」プランで契約している方がいたら今は「従量電灯A」に戻しておくほうがお得になります。(プランの切り替えは電話受付のみだそうです)
関西電力<従量電灯A>の
料金表と計算式
従量電灯A | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 522.58円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.21円 |
120-300kWh(第2段階) | 25.61円 |
300kWh-(第3段階) | 28.59円 |
+ 燃料費調整額 | |
0-15kWh | 33.66円 |
15kWh- | 2.24円 |
522.58円+(20.21円×105kWh)+(25.61円×180kWh)+(28.59円×100kWh)+(33.66円+2.24円×385kWh)+1,592円=12,601円
5位:ENEOSでんき+関電ガス
ENEOSでんき【関西Aプラン】
ガソリンスタンドで有名なENEOSのでんきサービスです。
料金表からの計算では関西電力も少し高くなりますが、2年縛り契約にして「にねんとくとく割」の割引をかけると一応関西電力より少しだけ安くなります。(ただし更新月以外で解約すると解約料1,100円かかるので注意)
また、ENEOSカードを持っている人は毎月さらに100円引きになります。
ENEOSでんき【関西Aプラン】の
料金表と計算式はこちら
関西Aプラン | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 467.46円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.21円 |
120-300kWh(第2段階) | 23.90円 |
300kWh-(第3段階) | 26.70円 |
+燃料費調整額 | |
0-15kWh | 56.68円 |
15kWh- | 3.78円 |
にねんとくとく割 | -0.20円/kWh(2年間) -0.30円/kWh(3年目以降) |
467.46円+(20.21円×105kWh)+(23.90円×180kWh)+(26.70円×100kWh)+(56.68円+3.78円×385kWh)+1,592円=12,665円
2年縛りをつけるとここからさらに100円引きになります。
6位:J:COMでんき+関電ガス
J:COMでんき <家庭用コースa従量A> | 電気代 (400kWh使用時) | 12,895円 (+294円) |
関電ガス <なっトクプラン> | ガス代 (40㎥使用時) | 7,749円 (-537円) |
合計 | 20,644円 (-243円) |
J:COMでんき【家庭用コースa従量A】
J:COMは、2023年4月から「電源調達等調整額」というものを料金プランに上乗せでつけていたので、他の電力会社と比べて群を抜いて高額になっていたのですが、2024年4月にサービス名称を「J:COM電力」から「J:COMでんき」に変更したのと同時に料金プランの見直しも行われ、電源調達等調整額の追加も廃止されたことによりまた通常程度の電気料金まで下がりました。
あと「グリーンメニュー」という料金プランもあるのですが、こちらは通常の「家庭用コースa従量A」よりも料金が高かったです。
J:COMでんき【家庭用コースa従量A】の
料金表と計算式はこちら
家庭用コースa従量A | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 522.58円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.21円×0.5%引き |
120-300kWh(第2段階) | 25.61円×1%引き |
300kWh-(第3段階) | 28.59円×10%引き |
+燃料費調整額 | |
0-15kWh | 50円 |
15kWh- | 3.33円 |
522.58円+(20.21円×105kWh×0.995)+(25.61円×180kWh×0.99)+(28.59円×100kWh×0.9)+(50円+3.33円×385kWh)+1,592円=12,895円
7位:auでんき(Pontaでんき)+関電ガス for au
auでんき 「でんきMプラン」 ※ガスセット時のポイント還元(1.5%)込み | 電気代 (400kWh使用時) | 実質13,077円 (+476円) |
関電ガス for au 「なっトクプラン」 ※電気セット割引(3%)込み | ガス代 (40㎥使用時) | 7,517円 (-769円) |
合計 | 実質20,594円 (-293円) |
auでんき【でんきMプラン】
同じKDDI系列で『Pontaでんき』というものもあるのですが、料金プランはauでんきと全く同じです。
auでんきでは、電気の利用料金に応じてPontaポイントの還元があるので、その分を実質計算しています。(ガスとセットじゃないと還元率はこれより下がります)
電気もガスとセットにするとポイント還元があるし、ガスも関電ガスと組んでいるので電気とのセット割で3%引になります。
ただ、それでも電気料金は関西電力より高くなります。
auでんき【でんきMプラン】の
料金表と計算式はこちら
でんきMプラン | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 522.57円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.20円 |
120-300kWh(第2段階) | 25.60円 |
300kWh-(第3段階) | 28.58円 |
+燃料費調整額 | |
0-15kWh | 56.68円 |
15kWh- | 3.78円 |
+ | ポイント還元(ガスとセット時)|
電気料金8,000円未満 | 1% |
電気料金8,000円以上 | 1.5% |
{522.57円+(20.20円×105kWh)+(25.60円×180kWh)+(28.58円×100kWh)}×0.985+56.68円+(3.78円×385kWh)+1,592円=実質13,077円
8位:eo電気(ネットあり)+関電ガス eo割
eo電気 「スタンダードプラン(ネットセット)」 ※eo光ネットの契約が必要 | 電気代 (400kWh使用時) | 13,116円 (+515円) |
関電ガス eo割 「なっトクプラン」 ※電気セット割引(3%)込み | ガス代 (40㎥使用時) | 7,517円 (-769円) |
合計 | 20,633円 (-254円) |
eo電気【スタンダードプラン(ネットセット)】
eo電気では、eo光ネットの契約があるかないかで料金プランが変わり、さらに電気の使用量に応じて「スタンダードプラン」と「シンプルプラン」の2種類があります。
ただ、eo光等のネット回線の契約とセットで契約した場合でもこの料金で、ネット回線の契約がなければさらに高くなります。
eoも関電ガスと組んでいてeo割として電気とのセット割3%が使えるのでガス料金は安くなりますが、それでも電気代が高いのであまり意味がない感じになっています。
また、電気を631kWh以上使うのであれば「シンプルプラン」の方が安いようです。
eo電気【スタンダードプラン(ネットセット)】の
料金表と計算式はこちら
スタンダードプラン(ネット) | 料金単価 |
-15kWh | 34.55円 |
15-120kWh | 20.01円 |
120-300kWh | 25.35円 |
300kWh- | 28.30円 |
+燃料費調整額 | |
1kWhあたり | 3.78円 |
(34.55円×15kWh)+(20.01円×105kWh)+(25.35円×180kWh)+(28.30円×100kWh)+(3.78円×400kWh)+1,592円=13,116円
9位:ソフトバンクおうちでんき+関電ガス
ソフトバンク【おうちでんき】
ここに来てついにガス電気の合計金額でも+になりました。電気料金がかなり高くなるので、ガスの切り替えを含めたとしてもプラスになります。
ソフトバンクのおうちでんきを契約していると、ソフトバンクやワイモバイルの通信料が10回線まで1回線ごとに110円/月割引(2年間)なります(3年目以降は55円/月)が、それでも関西電力よりは高くなります。
また、以前は「電力市場連動額」というものも加算されていたのですが、2023年10月以降のプランでは廃止されたようです。
ソフトバンク【おうちでんき】の
料金表と計算式はこちら
おうちでんき | 料金単価 |
0-15kWh(最低料金) | 522.58円 |
15-120kWh(第1段階) | 20.21円 |
120-300kWh(第2段階) | 25.61円 |
300kWh-(第3段階) | 28.59円 |
+ 燃料費調整額 | |
0-15kWh | 56.68円 |
15kWh- | 3.78円 |
522.58円+(20.21円×105kWh)+(25.61円×180kWh)+(28.59円×100kWh)+56.68円+(3.78円×385kWh)+1,592円=13,217円
同じソフトバンクでんきで「自然でんき」というプランもあって、以前は自然でんきの方が安い時もあったんですが、今は最下位になるくらい自然でんきは高いので今回はランキングに含めていません。
10位:楽天でんき+関電ガス
楽天でんき【プランS】
ちょっとここまでくると笑ってしまうくらい電気代が高いんですが、楽天は前から割とこんな感じで高かったので特に驚きはありません。
楽天でんきは、基本料金や段階料金がなくシンプルな料金プランでわかりやすく、楽天ポイントのポイント還元もあるのですが、料金は高いです。
ただし、キャンペーンでポイント還元がある場合があるので、これを実質計算すれば1ヶ月くらいは関西電力よりお得になるかも…?という感じです。
楽天でんき【プランS】の
料金表と計算式はこちら
プランS | 料金単価 |
1kWhあたり | 33.98円 |
+市場価格調整額 | |
1kWhあたり | 0円 |
ポイント還元 | |
200円につき1ポイント |
(33.98円×400kWh)+(0円×400kWh)+1,592円=15,048円
ポイント還元で68ポイントほどつきます。
関西電力エリアで安い電気ガス会社まとめ
長々と表や計算式を書いてきましたが、一応計算の根拠を示しただけで最初にある表の順番が全てです。
電気料金は、2025年6月時点ではシン・エナジーの「きほんプラン」が一番安かったので、これに切り替えるのが一番電気代は安く抑えられます。
ただ、シン・エナジーはあまり聞きなれない会社だし不安、、という方は、大阪ガスの「ファミリー応援プラン」もわりと安いのでおすすめです。
ガス料金については、床暖設備のある人は基本的に大阪ガスが安いので大阪ガスのままで、それ以外の人は関電ガスにするのが安いです。
以前はもっと新電力の安さが際立っていたのですが、昨今の電力高騰で新電力に切り替える旨味もだいぶ少なくなってしまいました。。
なので、電気もガスも切り替えるのはちょっと・・という人は、せめてガスだけでも関電ガスにしておくとお得かなと思います。
電気の切り替えは、契約したい電力会社に申し込みを入れるだけでOKで、現在契約している電力会社に解約手続きをする必要もなく自動的に次回の検針日から切り替わるのでとても簡単です。
必要なものも現在契約している電力会社のお客様番号と供給地点特定番号、支払い用の口座番号やクレジットカード番号くらいです。
また、契約の2年縛りや解約違約金などもないところがほとんどで、今回紹介した電力会社の中でもENEOSでんきの「にねんとくとく割」くらいしか違約金がないので、その時その時の料金プランに合わせて気軽に変更してもらえればと思います!
私もこれまでこの記事で試算をするごとに乗り換えていて、今回もさっそくシン・エナジーに申し込みを行いました。
毎回毎回この記事の更新はめーーーっちゃくちゃ大変なのですが、数字がパーンと出るとスッキリするので気持ちはいいです。
というわけで、
私が徹底調査した結果はこんな感じになったので、電気代節約の参考にしてもらえればと思います!
ではまたーノシ
コメント
コメント一覧 (2件)
いやぁ~大変参考になりました!!
私のところでは8月の使用量が550kwhだったので、looopでんきだと月額で4000円も安くなりましたw
有益な情報をありがとうございます!
よかったですー!
Excel使って計算しまくった甲斐がありました…!