大阪ガスと関西電力まとめるならどっちがお得?料金を比較してみた


どうも、キャナナです。
「電力自由化」や「ガス自由化」が始まってからずいぶん月日が経ちましたが、今より安くなるんだろうなと思いつつずっとほったらかしにしていたので、ようやく重い腰を上げて計算してみました。
それでまず気になったのは・・
関西電力 vs 大阪ガス
関西電力でも「関電ガス」をやっていて、電気とガスの請求を1つにまとめられるし、
大阪ガスでも「大阪ガスの電気」をやっていて、ガスと電気のおまとめプランがあります。
結局どっちでまとめるのがお得なの!?
ということで、いろいろと調べました〜!
関西電力と大阪ガスの料金の比較
電気料金の比較
まずは電気料金について見ていきましょう。
今回は月に400kWh使用した場合、関西エリアではどの電力会社が安いのかを料金表から計算して安い順に並べてみました。
シン・エナジー <きほんプラン> | 11,344円 |
大阪ガス <ファミリー応援プラン> | 12,419円 |
関西電力 <従量電灯A> | 12,601円 |
関西電力 <なっトクでんき> ※関電ガスとセット | 12,732円 |
大阪ガス <ベースプランA-G> ※大阪ガスのガスとセット | 12,783円 |
大阪ガス <新生活応援プラン> ※大阪ガスのガスとセット | 13,318円 |
※毎月変動する燃料費調整額も込みの価格です(2025年6月時点)
関西電力と大阪ガスを比べてみると、大阪ガスの「ファミリー応援プラン」の方が安いですが、電気においてはシン・エナジーの「きほんプラン」が一番安いです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。


ガス料金の比較
次に、ガス料金を見て見ましょう。
今回は月に40㎥使用した場合、関西エリアではどのガス会社が安いのかを料金表から計算して安い順に並べて見ました。
大阪ガス <床暖料金> ※2022年3月で新規申込受付終了しました ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 7,187円 |
関電ガス <なっトクプラン電気セット割> ※関西電力で電気の契約が必要 | 7,517円 |
関電ガス <なっトクプラン> | 7,749円 |
大阪ガス <もっとまとめトク料金> ※大阪ガスの電気とインターネット両方の契約が必要 | 7,855円 |
大阪ガス <まとめトク料金> ※大阪ガスの電気またはインターネットの契約が必要 | 8,049円 |
楽天ガス <supplied by関電ガスプランS> | 8,093円 |
大阪ガス <あっためトク料金エコジョーズプラン> ※ガス温水床暖房とエコジョーズがある家庭のみ ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 8,267円 |
大阪ガス <あっためトク料金スタンダードプラン> ※ガス温水床暖房がある家庭のみ ※ガス設備によってさらにオプション割引あり | 8,286円 |
大阪ガス <一般料金> | 8,286円 |
大阪ガスの「床暖料金」が一番安いんですが、こちらはすでに新規受付を終了しているので現在契約している方のみになります。
また、大阪ガスの新しい床暖料金プランの「あっためトク料金」を契約している人で、オプション割引が6%以上ある場合は大阪ガスの方が安くなります。
- ガス温水浴室暖房乾燥機 4%
- 大阪ガスの電気 3%
- 大阪ガスのインターネット 3%
- ガス機器保証サービス等 2%
それ以外の人は関電ガスの方が安いです。
ということは、電気代は大阪ガスの方が安いけど、ガス代は関電ガスの方が安いということでますますややこしくなってきました。。
では、実際に電気とガスをまとめた場合の各社のセット割も含めて計算してみましょう。
関西電力で電気とガスをまとめる場合
関西電力で電気とガスをまとめると、、
電気は通常よりも安い「なっトクでんき」という料金プランを選べるようになるんですが、現在は燃料費高騰の影響で「燃料費調整額」の価格が上がっており、これも全て含めるとなぜか「従量電灯A」の方が安くなるという逆転現象が起こっています。
なので、電気代についてはガスとまとめるメリットはなくなっていて、関電ガスに切り替えるとしても関西電力の料金プランは「従量電灯A」のままにしておいた方がお得です。
ガスについては、関電ガスは大阪ガスよりも基本的に安い料金プランになっていて、さらに電気とのセット割で毎月ガス代から3%引きになるので、ガスの方はセットにするメリットはあります。
実際に先ほどの試算結果を組み合わせてみると、
ただし、床暖設備のあるご家庭は大阪ガスの方が安くなることが多いので、ガスの契約はそのままにしておいた方がいいかなと思います。
大阪ガスでガスと電気をまとめる場合
では、大阪ガスでガスと電気をまとめると、、
電気は通常よりも安い「ベースプランA-G」というものを選べるんですが、こちらを選ぶと関西電力よりも高くなってしまうので、セット割の関係ない「ファミリー応援プラン」というものを選んだ方が安いです。
また、ガスについては電気とセットにすることで「まとめトク料金」というものを選べるのですが、それでも関電ガスの方が安いので、大阪ガスについては電気をまとめるメリットはないです。
さらに、電気だけでなくインターネットもまとめるとさらに安い「もっとまとめトク料金」が選べるんですが、それでも関電ガスよりも高いという結果に・・
実際に先ほどの試算結果を組み合わせてみると、
関西電力と大阪ガスどちらでまとめるのがお得?
以上の結果をまとめると、、
関西電力 | 大阪ガス | |
電気代 (400kWh) | 12,601円 「従量電灯A」 | 12,419円 「ファミリー応援プラン」 |
ガス代 (40㎥) | 7,517円 「なっトクプラン」 | 8,049円 「まとめトク」 |
合計 | 20,118円 | 20,468円 |
両者の差はたったの350円という結果になりました。
これだと正直どっちもどっちで、わざわざ契約を切り替えるまでもないかなという感じがしましたが、どちらか選ぶなら関西電力でガスもまとめる方が安いです。
なので私の結論としては、
電気代については2025年6月時点ではシン・エナジーという電力会社の「きほんプラン」が一番安かったので、ここを一応おすすめします。
シン・エナジーなら電気代も従量電灯Aと比べて1,257円安くなるので、まだ切り替える旨みはあるかなというのと、調べたところ会社的にも信頼できそうなちゃんとしたところだったので、私もこの計算結果を見てすぐに切り替えの申し込みをしました。
詳しくは別の記事で書いているのでご覧ください。


そしてガスについては、床暖設備のある人はとりあえず大阪ガスにとどまっておいた方が安心かなと思うので大阪ガスのままで、それ以外の人は関電ガスにした方が安いです。
また、今回は電気使用量400kWhとガス使用量40㎥で試算しましたが、ご自身の電気とガスの使用量と料金は「はぴeみる電」と「マイ大阪ガス
違う使用量でもいくつか計算して見ましたが、大阪ガスの電気の「ファミリー応援プラン」は少ない使用量だと割高になるので、電気の使用量が300kWhだと関西電力の「従量電灯A」の方が安かったです。
というわけで、
今回は関西電力と大阪ガスどっちでまとめるのがお得なのかについて調べてみたので、参考にしてもらえればと思います。
ではまたーノシ
コメント
コメント一覧 (8件)
私の家は集合住宅です。ガスは関西電力
電気はSoftBankです。床暖房は、ありません。
どこの会社にマトメたらいいでしょうか?
もうひとつあって、WiFiはソフトバンクなのです。大ガスでキャンペーンしてます。固定電話に(ひかり電話)??なにか難しそうですね?
Nakao Naoichiさん
電気とガスをどこでまとめると一番安いのかについてはこちらの記事をご覧いただければと思います。
https://kyanana.com/denki-gas-9
今は関西電力が一番安いので、電気もガスも関西電力にするのがおそらく安いと思います。
ただ、ソフトバンクの契約で違約金やセット割引がある場合は注意が必要かもしれません。
また、キャンペーン等についてはその値引き額と実際の料金差とを比べていただければと思います。
大阪ガスの電気料金はまとめトクの基本料金無料キャンペーンの割引は適用されての料金でしょうか?
こちらの料金はキャンペーンの割引は適用しておりません。
こちらの大阪ガスの料金には
電気基本料金無料の割引も適用された金額になりますでしょうか?
関西電力の電気は燃料調整費の上限が決まっていますが、ガスも関電にして、なっとく電気になったら燃料調整費の上限がなくなりどんどん上がっていきます。
今のように燃料調整費がとてつもなく高い場合はそれも考慮する必要があります。
関電ガスにすると、大阪ガスの点検と、関電ガスで2回家に入られます、ガスはプロの大阪ガスが安心でしょう点検1回で済みます
大変参考になりました。私も一年分の料金からシュミレーションをして、大阪ガスで電気とガス一択かなと思ってましたが、床暖なしのLoop電気+関電ガスを検討してみます。