つみたてNISAの全182ファンドの中で米国株式のみに投資できるもの一覧
どうも、キャナナです。
米国株式は、世界株式と比べても成長の伸びが良いことから、投資信託のファンド選びにおいても人気が高い銘柄になっています。
そこで今回は、つみたてNISAで選べる全182本のファンドの中から、米国株式のみに投資できるものを一覧にまとめてみました!
※まとめる順番は純資産総額が高い順にしているので、一応上位のほうが人気が高いという感じで見てもらえればと思います。
そもそもつみたてNISAがどういうものなのかあまりわかってない!という人は、まずこちらの記事をご覧ください。
⇒つみたてNISAとは?基本的な仕組みから投資信託の選び方まで初心者向けに徹底解説!
つみたてNISAのファンドで米国株式のみに投資できるもの
つみたてNISAで選べる全182本のファンドの目論見書を1つずつすべて確認した結果、米国株式のみに投資するファンドは全部で10本だけでした。
(米国株式50%:米国リート50%という銘柄も1本だけあったので、そちらもついでに紹介したいと思います。)
なのでこの10本を純資産総額が高い順に紹介するんですが、その前に米国市場の指標についての解説をしておきたいと思います。
つみたてNISAの米国株式のみに投資するファンド全10本が指標にしていたのは以下の3種類です。
- NYダウ(1本)
アメリカの株式銘柄のうち大型の30銘柄のみを対象 - S&P500指数(8本)
アメリカの株式銘柄のうち代表的な500銘柄のみを対象 - CRSP USトータル・マーケット・インデックス(1本)
アメリカの株式市場で買えるほぼすべての銘柄を対象
それぞれ対象にしている銘柄の数が違うので、アメリカの株式市場の一部に連動させたいのか、全体に連動させたいのかでファンドを選んでもらえればと思います。
「NYダウ」と「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」を指標とするファンドはそれぞれ1本ずつしかないので、これらに投資したい場合は選択肢は1つになります。
2020年7月時点での情報です。最新情報については必ず各ファンドの目論見書等をご確認ください。
1.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 純資産総額
-
1253億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.0968%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
米国株式への投資で一番人気(純資産総額が高い)のがこちらの「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
ただ、信託報酬は純資産総額3位の「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」のほうがちょっとだけ安いので、そのあたりも考慮してどちらがいいか判断してもらうといいかなと思います。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が購入できる主な投信会社はこちら
2.楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 純資産総額
-
1186億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.132%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
CRSP USトータル・マーケット・インデックスを対象に投資したいのであれば、こちらの「楽天・全米株式インデックス・ファンド」一択になります。
信託報酬も、1位と3位よりは少し上がりますが、10本中3番目に安いです。
楽天・全米株式インデックス・ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
3.SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- 純資産総額
-
499億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.0938%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
1位と指標も同じで信託報酬も1番安いのがこの「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」です。
おそらくファンド設立日が1位よりも1年遅いせいで純資産総額が低めなのかなと思いますが、それでも500億円ほどあるので十分かなと。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
4.フィデリティ・米国優良株・ファンド
- 純資産総額
-
282億円
- タイプ
-
アクティブ
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
1.639%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
販売店によって3.3%以下
こちらの「フィデリティ・米国優良株・ファンド」はS&P500指数を上回るアクティブ運用を目指す唯一のファンドです。
アクティブの割には信託報酬も低めなので、アクティブ運用がいい人はここ一択かなと思います。
フィデリティ・米国優良株・ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
5.eMAXIS NYダウインデックス
- 純資産総額
-
179億円
- タイプ
-
アクティブ
- 指標
-
NYダウ
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.66%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
こちらの「eMAXIS NYダウインデックス」は、NYダウを指標とする唯一のファンドですが、インデックス運用ではなくアクティブ運用なので、NYダウを上回る運用を目指します。
アクティブ運用にしては信託報酬は安いです。
eMAXIS NYダウインデックスが購入できる主な投信会社はこちら
6.iFree S&P500インデックス
- 純資産総額
-
127億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.2475%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
6位以下のファンドはすべてS&P500指数のインデックスタイプなんですが、どれも信託報酬が高いです。
純資産総額もかなり低くなってくるので、よほど運用成績が良いとかでない限りは上位のS&P500指数のファンドを選ぶ方がいいかなと個人的には思います。
iFree S&P500インデックスが購入できる主な投信会社はこちら
7.米国株式インデックス・ファンド
- 純資産総額
-
43億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.495%
- 信託財産留保額
-
0.1%
- 購入時手数料
-
販売店によって2.2%以下
米国株式インデックス・ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
8.農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500
- 純資産総額
-
26億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.495%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500が購入できる販売会社はこちら
9.NZAM・ベータ S&P500
- 純資産総額
-
0.16億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.264%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
NZAM・ベータ S&P500が購入できる主な投信会社はこちら
10.つみたて米国株式(S&P500)
- 純資産総額
-
0.15億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数
- 株式割合
-
100%
- 信託報酬
-
0.22%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
つみたて米国株式(S&P500)が購入できる主な投信会社はこちら
おまけ NZAM・ベータ米国2資産(株式+REIT)
- 純資産総額
-
0.12億円
- タイプ
-
インデックス
- 指標
-
S&P500指数、S&P米国REIT指数
- 株式割合
-
株式50:REIT50
- 信託報酬
-
0.407%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
こちらも純資産総額はかなり低いんですが、米国REITと株式に半々に投資する唯一のファンドだったので、一応米国市場に投資しているファンドということでおまけで紹介しました。
REITとは不動産投資のことです。
NZAM・ベータ米国2資産(株式+REIT)が購入できる主な投信会社はこちら
まとめ
つみたてNISAで選べる全182本のファンドをすべて確認した結果、米国株式のみに投資しているファンドは全部で10本しかないということがわかりました。
なので、米国株式に投資したい人はこの中から選んでもらうといいんですが、純資産総額的にも内容的にも上位3本が圧倒的なので、基本的にはこの3本のどれかにしておくのがおすすめかなと感じました。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
信託報酬も他の7本と比べてかなり安いです。
というわけで、今回はつみたてNISAで米国株式のみに投資したい場合はどのファンドを選べばいいのかについて調べてみましたー!
ではまたーノシ
投資については必ずご自身でもよく調べてから、自己責任においてリスクの取れる範囲で行ってください。もし損失が出た場合でも責任は負いかねます。
コメント