【中部電力エリア】電気とガスが一番安いのはどこ?10社を徹底比較!
この記事の計算に使用した料金プランは2020年頃のものであり現在と異なっている可能性があります。
昨今は燃料費高騰の影響で各社料金プランを変更して大幅な値上げを行なっているところが多いです。
最新の料金プランでの比較も今後再計算して行いたいと考えていますが、なかなか手が回っておらずまだ修正できていない状態ですので、修正するまではこちらでの注意喚起のみで申し訳ありません。
どうも、キャナナです。
電力とガスの自由化が始まってからいろいろな企業が参入してきましたが、結局どこが一番安いのか?
料金プランを見てもよくわかんないし、そもそも選択肢としてどこがあるのかもわからないですよね。
ということで、今回は中部電力エリアで選べる主な電力ガス会社10社すべてで料金を試算し、一番電気ガスの組み合わせが安くなるところから順番にランキング形式でまとめてみました!
※プロパンガスの人は電気料金のみの価格を参考にし、プロパン(LP)ガス専用の比較サイト【ガス屋の窓口】等で安いところを探してみてください
中部エリアの電気ガス10社を比較した結果
今回は実際に中部電力エリアにお住いの方に協力をお願いし、教えてもらった電気ガスの使用量と契約プランでシミュレーションを行いました。
3人家族(夫婦+子供)
契約:
中部電力 おとくプラン 60A
東邦ガス がすてきトクトク料金
電気使用量 (kWh) | ガス使用量 (㎥) | |
1月 | 726 | 31 |
2月 | 675 | 48 |
3月 | 604 | 35 |
4月 | 525 | 37 |
5月 | 461 | 27 |
6月 | 355 | 27 |
7月 | 508 | 23 |
8月 | 781 | 16 |
9月 | 735 | 15 |
10月 | 447 | 14 |
11月 | 429 | 17 |
12月 | 436 | 23 |
これらの数字を元に各社で年間の電気ガス料金を計算し、最終的に電気とガスの合計が一番安くなった組み合わせの会社を安い順に紹介いたします。
また「今との差」では、中部電力+東邦ガスの現在の料金(192,069円、70,417円)に対していくら安くなるかの差額を書いています。
※電気料金はすべて60Aで試算しましたが、他のアンペアでもランキングに影響はありません
※ガス料金は毎月「原料費調整額」が変動するので、ここではそれは加味せず基本料金単価ですべて計算しています
1位 そらエネでんき+中電ガス
年間料金 | 今との差 | |
そらエネでんき (得するプラン) | 149,376円 | -42,693円 |
中電ガス (カテエネガスプラン1) | 67,876円 | -2,541円 |
合計 | 241,608円 | -45,234円 |
そらエネでんき
「そらエネでんき」は、家庭などからの太陽光発電による電力を買い取り、それを供給するシステムになっていて、料金プランは基本料金1,200円(60Aの場合)+使用量×20.2円/kWhとなっています。
契約も解約も無料なので、またさらに安い会社が出てきても気軽に乗り換えられます。
中電ガス(中部電力)
ガスはもう東邦ガスか中電ガスかの二択になるんですが、やはり自由電力である中電ガスのほうがちょっとだけ東邦ガスよりも金額を下げてきてるので、さらにガス代も節約したいなら中電ガスに変えるのが最安値になります。
ただ、こちらは年間でも2,500円程度しか変わらないので、まあ面倒であれば今のままでもいいかもという感じ。
特に床暖料金とかだとガス機器の設備によって割引もあるので、ご家庭によっては中電ガスより東邦ガスのほうが安くなる場合もあるかもしれません。
中電ガス公式サイトはこちら
2位 楽天でんき+中電ガス
年間料金 | 今との差 | |
楽天でんき (プランS) | 実質174,417円 | -17,652円 |
中電ガス (カテエネガスプラン1) | 67,876円 | -2,541円 |
合計 | 242,293円 | -20,193円 |
楽天でんき(楽天エナジー)
楽天でんきは基本使用料なしのシンプルな料金設定で、単価が26.5円/kWh。
また、楽天でんきはでんきの使用料金に対して0.5%の楽天スーパーポイントがつき、さらにその支払いを楽天カードで行うことで1%の楽天スーパーポイントがつくのですが、それを加味して実質計算にしてもそらエネでんきには及ばずという結果になりました。
※表はポイント分を引いた実質計算での料金になります
【楽天エナジー】公式サイトはこちら
3位 Looopでんき+中電ガス
年間料金 | 今との差 | |
Looopでんき | 176,405円 | -15,664円 |
中電ガス (カテエネガスプラン1) | 67,876円 | -2,541円 |
合計 | 244,281円 | -18,205円 |
Looopでんき
Looopでんきは元々ソーラーパネルの会社で、ここも楽天でんきと同様シンプルな料金設定で人気なんですが、楽天でんきのポイント還元を加味すると3位となりました。
4位 auでんき+中電ガスfor au
年間料金 | 今との差 | |
auでんき | 実質180,442円 | -11,627円 |
中電ガス for au | 実質65,188円 | -5,229円 |
合計 | 実質245,630円 | -16,856円 |
au
auの電気とガスはauユーザーのみが契約できるサービスです。
電気代については、5000円未満で1%、5000円以上8000円未満で3%、8000円以上で5%の「Pontaポイント」がつきます。
ガス代においては中電ガスと料金プランは同じで、auででんきとガスの両方を契約するとセット割としてガス代の3%分のPontaポイントが還元されます。
また、電気とガスの支払いを「au PAY カード」で行うとさらに200円ごとに4ポイントのPontaポイントがもらえます。
しかし、これらをすべて加味してポイント分を引いた実質計算にしても4位という結果になりました。(元々の電気料金が安くないため)
au公式サイトはこちら
5位 ソフトバンク自然でんき+中電ガス
年間料金 | 今との差 | |
ソフトバンク (自然でんき) | 183,755円 | -8,314円 |
中電ガス (カテエネガスプラン1) | 67,876円 | -2,541円 |
合計 | 251,631円 | -10,855円 |
ソフトバンク自然でんき
ソフトバンクには「おうちでんき」と「自然でんき」の2つのプランがあるんですが、自然でんきのほうは基本使用料なしのシンプルな料金プランになります。
しかし単価が27.5円/kWhと楽天でんきより1円高いため、5位となりました。
※おうちでんきについては後述します
ソフトバンク公式サイトはこちら
6位 ENEOSでんき+中電ガス
年間料金 | 今との差 | |
ENEOSでんき
(中部Bプラン) | 185,761円 | -6,308円 |
中電ガス (カテエネガスプラン1) | 67,876円 | -2,541円 |
合計 | 253,637円 | -8,849円 |
ENEOS(エネオス)
ガソリンスタンドで有名なENEOSも電気とガスを両方提供しているんですが、中部エリアは料金設定が高めなので6位となりました。(東京エリアは結構安い)
「にねんとくとく割」に加入すればもう少しだけ安くはなるんですが、2年しばりになって解約違約金も発生するのであまりおすすめはしません。
ENEOS公式サイトへ
7位 中部電力+中電ガス
年間料金 | 今との差 | |
中部電力 (おとくプラン) | 192,069円 | 0円 |
中電ガス (カテエネガスプラン1) | 66,519円 | -3,898円 |
合計 | 258,588円 | -3,898円 |
中部電力
中部電力はちょっと料金プランがややこしいんですが、10A~30Aは「ポイントプラン」、40A~60Aは「おとくプラン」、7kVA以上は「とくとくプラン」になります。
今回協力してくれた方は60Aだったので「おとくプラン」の料金表で試算したのですが、カテエネ会員になるとさらにそこから毎月153円割引になるので、表では一応その分も差し引いた金額にしています。
また、電気代においてはガスとのセット割がないので中電ガスにしても特に変化はありませんが、ガス代のほうはセット割で2%引きになるので、その分だけ安くなります。
あと、中部電力のプランは2年契約や1年契約を約束して欲しいというような文言が書かれているものが多いんですが、こちら問い合わせで確認したところ、特に2年以内に解約しても違約金などは発生しませんとのことだったので、安心して他社にお乗り換えください。
※Amazonプライム付きの「forAPプラン」のみ、プライム会員費は1年分前払いになっているのでその分だけ違約金のような扱いになりますとのことでしたが、プライム会員自体は解約してもちゃんと1年分使えるので、実質違約金はなしと考えて大丈夫です。
中部電力公式サイトはこちら
8位 東邦ガスでんき+東邦ガス
年間料金 | 今との差 | |
東邦ガスでんき (ファミリープラン) | 188,228円 | -3,841円 |
東邦ガス (がすてきトクトク料金) | 70,417円 | 0円 |
合計 | 258,645円 | -3,841円 |
東邦ガス
電気とガスをセットで契約することで、電気の料金プランが「ファミリープラン」というものになるんですが、40A以上だと通常のプランと単価は同じなので基本使用料のみの差となり、60Aなら毎月208円安くなるだけということになります。
30A以下なら200~300kWhの間の単価だけ少し安くはなりますが、これも微々たる差なのでランキングには影響ありません。
東邦ガス公式サイトはこちら
9位 ソフトバンクおうちでんき+中電ガス
年間料金 | 今との差 | |
ソフトバンク (おうちでんき) | 192,133円 | +64円 |
中電ガス (カテエネガスプラン1) | 66,519円 | -3,898円 |
合計 | 258,652円 | -3,834円 |
ソフトバンクおうちでんき
ソフトバンクおうちでんきは、なんと中部電力よりも高くなりました。
料金単価としては中部電力よりも少しだけ低いんですが、中部電力はカテエネ会員になると毎月153円割引になるので、その分は相殺されてむしろ中部電力のほうが安くなります。
というわけでこちらが最下位で9位となりました。
ソフトバンク公式サイトはこちら
まとめ
いやー今回もがんばりました。。
各社の公式サイトを熟読して料金システムを理解し、1つ1つ料金表を見ながら数式を打って手計算。
この1マス1マスにややこしい計算式が入ってます。。
で、その結果がこのランキングということになりました!
シミュレーションに使った電気ガス使用量も、実際に中部電力エリアに住んでいる方に協力をお願いしてデータを出してもらったので、より現実味のある数字になったんじゃないかなと思います。
というわけで、
私の結論としては
「そらエネでんき」+「中電ガス」が一番安いということになったんですが、
ガスにおいてはそんなに大きな違いは出なかったのと、床暖やその他のガス機器の使用の有無によっても料金が大きく変わる可能性があるため、ここはまあ東邦ガスのままでもいいかなと思いました。
※プロパンガスの人は電気料金のみの価格を参考にし、プロパン(LP)ガス専用の比較サイト【ガス屋の窓口】等で安いところを探してみてください
ただ、電気においては最安値のそらエネでんきにすれば年間で4万円以上安くなるかもなので、ぜひお手元の検針票でも試算してみてもらえれば。
そらエネでんきの料金プランは基本料金600円(30Aの場合)で10Aごとに+200円、それに加えて使用量×20.2円/kWhなので、毎月の電気料金の計算は以下のようになります。(燃料費調整額など毎月変動する分は計上していません)
たとえば30A契約で400kWhの場合・・
基本料金600円+400kWh × 20.2円=8,680円
乗りかえはそらエネでんきに申し込むだけで完了し、中部電力には解約連絡を入れる必要はありません。
解約違約金や工事費などもかからないし、そらエネでんきのほうでも2年しばりや解約違約金はないので、またさらに安い電力会社が出てきたらいつでも簡単に乗りかえが可能です。
ということで、
今回は中部電力エリアの電気ガスはどこで契約するのが一番安いのかについて徹底調査してみました!
ではまたーノシ
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