注文住宅でコンセントの位置を決めるときの6つのポイント
どうも、キャナナです。
注文住宅で間取りが完成すれば、次はコンセントの位置や数などを決めることになるのですが、これ意外と難しいんですよね。
しかもすでにいろんなことを決めてきてるから、もう考えること自体に疲れてきちゃって「どうでもいいや・・」みたいな気持ちになってつい適当に決めてしまったり。。
それで実際に住んでから「あ~コンセントここにしたほうが良かったなー」とか「なんでこんなとこにコンセント作ったんだ!」ということになるんですよね。←これ私です。
なので、今回はあなたがわたしと同じ過ちを犯さないように、実際に住んでからわかったコンセントの位置を決める際のポイントや考え方についてまとめてみたので、参考にしてもらえればと思います!
コンセントの位置を決めるときのポイント
1.使う家電から逆算して数を考える
コンセントを設置する目的はズバリ家電を使うためですよね。
なので、使う家電を想像しながらコンセントがいくつ必要なのかを考えましょう。
間取り図を見ながら、どこにどの家電を置くのか具体的に1つ1つイメージしていきます。
キッチンであれば
・冷蔵庫
・電子レンジ
・トースター
・コーヒーメーカー
・湯沸かしポット
・炊飯器
・ホームベーカリー
・ジューサー
常時コンセントにさしておくものと、必要な時に使用するものにわけて、コンセントがいくつ必要か考えます。
アース線を設置する必要があるものもメモしておきましょう。
できればタコ足配線は避けたいところなので、設計の段階から必要な分のコンセントを用意しておくのがベストだと思います。
2.家具との兼ね合いから位置を考える
必要なコンセントの数がわかったら、次は位置を考えます。
そのときは必ず家具についても考えましょう。
・テレビ台
・ソファ
・食器棚
・デスク
・チェスト
・ベッド
などなど、これも間取り図を見ながらどこにどんなものを置くのかをきちんと想定します。
たとえばテレビ用のコンセントはテレビ台の近くにないといけないし、食器棚の真後ろにコンセントがあると抜き差しできなくて困りますので、適切にずらして使いやすい位置に設置します。
ちょうどテレビの画面の裏側にコンセントを持ってくるのもおすすめですね。画面で配線が全部隠れるので見た目がスッキリします。
テレビまわりはDVDレコーダーやゲーム機など、家電の数も多くなりがちなので、配線も必然的に多くなりますからね。
あと、間取り図で考えていると平面なので見落としがちですが、実はコンセントの高さも重要です。
小さなお子さんやペットがいる場合、リビングの低い位置にコンセントがあると危険だったり、棚の上の高い位置に家電を置きたいのに、コンセントの位置が低すぎるとコードが届かなかったりもしますので、ぜひ高さも意識してみてください。
3.掃除機をかけやすい位置に作る
これはルンバなどの自動掃除機やコードレス掃除機を使っている家庭では必要ありませんが、掃除機のかけやすさも結構重要でした。
たとえば、洗面所とトイレと廊下を一気にかけたいのに、ぎりぎり廊下の端っこまで届かなかったり、階段の途中までしか届かなくて2回に分けなきゃいけなかったりすると、いちいちコードを差し替えなきゃいけないのでかなり面倒くさいです。
なので、掃除機のコードの長さをあらかじめ想定しておき、一気にかけられそうな範囲のちょうど中央くらいにコンセントを作っておくと便利です。
4.通路や人目につきやすいところは避ける
コンセントがあるということは、つまりそこに家電のコードが刺さるということです。
コンセントの差込口だけだと、どこに作っても邪魔にならないのでそのへん忘れがちなんですが、そこにコードが刺さることを考えると、通路などではコードが出っ張って転倒の原因になるので危険です。
足をひっかけてコードが抜けたり、家電が引っ張られて落下したりする可能性もあります。
うちも1か所思いっきり通路にコンセントを作ってしまい、結局一度も使ってません。。
また、どうしてもそこに必要な場合は仕方ありませんが、できれば人目につかないところに作るのがおすすめです。
うちは意味もなくトイレの入口のドアのすぐ横にコンセントを作ってしまいました。
掃除機用のため普段はコードがささってないので邪魔にはなりませんが、「なんでここに?」という疑問は残ります。
別にそこじゃなくてももうちょっと目につきにくい場所があったのに、わざわざ目立つところにコンセントを作ってしまったので、トイレに行くたびに地味に目につくんですよね。
5.ダイニングテーブルの近くにあると便利
ダイニングテーブルではホットプレートを使ったり、電気鍋を使ったりしますよね。
こういう常時使わない家電のことはすっかり忘れてしまっていて、住んでから電気鍋のコードが届かないことに気づきました。。
これについてはあまりに不便すぎたのであとから追加で工事してもらうことに。
タコ足を使えばまぁなんとかなるんですが、ホットプレートとか結構電力を使いそうなのにタコ足ってちょっと怖かったんですよね。
あと、イスの出し入れのときにコードがあると引っかかってあぶないです。
理想は、テーブルの真横でかつイスの方向に配線がないのが望ましいと思います。
コンセントの高さもちょっと上のほうが、テーブルの天板から近くてコードも届きやすいのでおすすめです。
6.枕元にもあると便利
あとはベッドの枕元にもコンセントを作っておくと便利です。
寝るときにスマホを充電したり、手元灯をつけたり、ホームスピーカーやアロマディフューザーを置いてる人もいるかもしれませんね。
そのとき近くにコンセントがないと困るので、枕元付近にはコンセントを設置しました。
ダブルベッドとかなら、できればベッドの両側にコンセントを作っておくといいかも。
夫婦それぞれ自分の近くでスマホの充電ができるので便利です。
以上!
わたしが実際に注文住宅に住んでみて思ったポイントをいくつか上げてみました。
まとめ
これはコンセントだけじゃなく、注文住宅を設計する際すべてに言えることなんですが、ほんとシミュレーションが命です!
どれだけ具体的に実際の生活をイメージできるかどうかですべてが決まるといっても過言ではないかもしれません。
建築会社によっては3Dで完成イメージを作成してくれるところもあるみたいですが、うちのところはほんとに平面図だけだったので、どんな風になるのかイメージするのにめっちゃ苦労しました。
コンセントとかはもうかなり最終段階なので、そのころにはすでに疲れ切ってるし、そこまで致命的なことにはならないだろうとおおよそ必要な数だけ考えて、あとは設計士さんの言われるがまま設置しちゃったんですが、
やっぱり実際に住んでみると地味なんですが結構重要で、もうちょっとちゃんと考えればよかったなーと後悔が残りました。
注文住宅ってほんと考えることがたくさんありすぎて頭がパンクしそうになるんですけど、これから何十年も住むことになる家なので、極力後悔しなくて済むよう、最後まで気を抜かずにがんばってくださいねー!
ということで、
今回はこれから注文住宅を建てる人に向けて、コンセントの位置の考え方についてまとめてみました。
ではまたーノシ
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