引っ越し料金を値切るための交渉術!業者の裏事情とは?
どうも、キャナナです。
突然ですが、引っ越し料金って値切れるって知ってましたか?
今回は、これまでに引っ越しを5回経験した私がどのようにして底値近くまで値下げ交渉をしたのか。その方法を紹介します。
ではまず、引っ越し業界側の事情から知っておいた方が交渉についてもスムーズに理解できると思いますので、それについてお話ししていきます。
引っ越し業界の裏事情
一括見積りサービスは争奪合戦
最近、引っ越し業者の一括見積りサービスが増えてますよね。
引っ越ししようかな~と思ったら「とりあえず簡単に比較したいし一括見積り申し込んでみよー♪」と思うと思います。
しかし、そんな軽い気持ちで申し込みボタンを押すと・・どえらいことになります!
私も経験済みなのですが、申し込みボタンを押した瞬間、引っ越し業者からの電話が鬼のように鳴り続けます。
電話を取ると「このたびは一括見積サービスをお申込みいただきまことに~・・さっそく訪問での見積もりの日程を決めさせていただきたいのですが~」という話になります。
そしてその電話を切った瞬間、また別の業者から何度も鬼電が・・・ということが続きます。
もう対応するのがめんどくさくなって着信を無視してたら、同じ業者から5分置きとかに着歴があったりするんですよ!!
そんなすぐにどうこうするつもりじゃなく、とりあえずどのくらいかの相場が見てみたかっただけなのに、訪問しないと見積もりは出せないとか言うわ、しつこく電話をかけてくるわでもう二度と一括見積りは使わないと心に決めました。。
一括見積りで鬼電がかかってくる理由
しかし、いくら契約が取りたいと言ってもそんな申し込んだ「瞬間」にかけなくても・・しかも何度も電話をかけるとか逆にイメージ悪くならないの?と思いますよね。
あまりにも電話の数が異常だったので、正直わたしは頭おかしいんじゃないの?と思いました。。
じゃあなんでこんなことをするのかと言うと、そもそも一括見積りを申し込むということは数社の料金を比較したいからだと思いますが、実際は、数件訪問見積りを依頼していたとしても1発目の業者で決めてしまう人が8割~9割なのだそうです。(業者さんに直接聞きました)
つまり、1番はじめに訪問のアポを取った業者がほぼ契約を取れるんです。
だからこそ、われ先にと申し込んだ瞬間に電話をかけ、最短の訪問日を取ろうとするんですね。
じゃあ、なぜみんな比較せずに1発目で契約しちゃうのか?
それは訪問する営業マンがうまいからです。
荷物をざっと見て見積りを出したあと、必ず他社で見積りを取ってないか確認してきます。
そして
お客
「今日が初めての見積りで、あと他に2社依頼しています。」
営業マン
『じゃあ今日うちで決めてもらえたら、がんばってここまで値下げします!!』
お客
「いや、他社の見積りも見てみたいし~」
営業マン
『でもこれ以上はもう安くなることはないと思いますよ~。
今ならご希望の日時も押さえられます。
そしてこのお値段でできるのは今日決断してもらえた場合だけです。
明日以降だと通常通りのこちらの金額になりますよ~。』
お客
「じゃあ・・そこまで言うなら・・。
お値段もがんばってくれてるみたいだしこちらでお願いするわ~」
営業マン
『ありがとうございます!!』
ってな感じです。
わたしは結局最後まで契約しませんでしたが、実際に私が経験したやりとりを再現してます。
これは訪問販売の心理と似てるんですが、もう契約するまで帰らないぞ的な雰囲気があるんですよね。
なのでつい根負けしてしまって、まあいいわ・・。となるのです。
2社目・3社目になるにつれて料金が下がる
先ほど、ほとんどの人が1社目で契約してしまうと言いましたが、本当は2社目、3社目になるにつれて金額は下がっていくんです!!
なので、値切りたい場合は本命の業者を最後に持っていきましょう。
それを知っているからこそ、1社目の業者は「今日契約してくれないと値下げしない」などと言って焦らせてその日中に契約させようとするのです。
どこの引っ越し業者も契約を取りたいですから「他社にこの金額と言われた」と見積りを見せれば「じゃあうちはここからこれだけ値引きします!」と言ってきます。
ただ、引っ越し業者にも底値というものがあるので、それ以上は利益が出ないので下げられません。
なのでいかに底値まで下げられるかが勝負ですね。
底値を決める要素は
- トラックの大きさ
- 移動距離(ガソリン代)
- 作業人数
- 日時
です。
だいたい単身~2人暮らしで2トントラックで距離が同地方圏内(大阪なら近畿圏内まで)で平日の時間指定なしとかなら3万円以内くらいでした。(経験談)
ある程度底値を把握しておけば、2社目で底値を出せるかもしれないし、まだまだ強気な値段であれば3社目で交渉することができます。
個人的な感覚では、有名な大手の引っ越し業者よりも少し小規模な地域密着系の業者のほうがざっくばらんに料金の相談も乗ってくれて、値下げもわりとがんばってくれる気がしました。
大手だとそもそも営業マンにそこまで値下げする権限がないのかもしれません。
大手という安心感よりも、とりあえず安く荷物を運んでほしいという方は個人的には地域密着系がおすすめです。
トラック1台で1日約3件回る
これも業者さんから聞いた情報なのですが、1台のトラックでだいたい1日3件回るそうです。繁忙期は4件になることも。
この1日に回る件数の最後にしてもらうと、料金を安くしてもらえることが多いです。
みな早く引っ越しを終わらせたいので朝一番の便が人気です。次に人気なのが昼頃の2件目。一番人気がないのが夕方ごろになる3件目の便です。
先の2件の状況によって時間が遅れたり早まったりと、当初の予定時間と変更がでる場合もありますし、夕方暗い時間に荷物の出し入れをするのはご近所に悪いとか作業がしにくいとか、昼に作業を終わらせて夜はゆっくりしたいなど、3件目はいろいろとデメリットがあります。
その分、3件目は値段を下げてくれることが多いのと、先の2件で契約した人たちが高い値段で契約していた場合(1件目で即決した人たちですね)すでに十分な売上が確保できているため、3件目はほぼ儲けなしの底値でもやってくれる可能性があるのです!
このように、引っ越し業者側の事情をある程度知っていると「む。こいつわかってるな・・」と思わせることができるので、営業マンも下手な金額は提示できなくなります。
交渉をするためのコツ
業者側の事情も考慮し、思いやる
金額を下げてもらいたいという要求を通すなら、金額以外の部分は引っ越し業者にゆずることです。
たとえば日にちであったり時間であったり、作業人数を3人から2人にしたり、高速道路ではなく地道にしたり。
金額も日時もすべてこちらの思い通りというのはさすがに業者もきついので。
変に嫌なイメージを持たれて肝心の引っ越し作業をしっかりやってもらえなかったりしたら困りますしね。
ある程度思いやりを持って、業者側の事情も気遣いつつしっかりと交渉をしましょう。
条件を考慮し、底値を見極める
先ほどの底値を決める要素
- トラックの大きさ
- 移動距離(ガソリン代)
- 作業人数
- 日時
から自分の条件を考慮します。
- トラックの大きさが大きくなればなるほど料金も高くなること
- 引っ越し先への移動距離が長ければ長いほど料金が高くなること
- 作業人数が多ければ多いほど料金が高くなること
- 繁忙期や土日、朝一の便だと料金が高くなること
これらを踏まえて底値を考えます。
すべての条件がクリアできれば最安値も狙えますが、1つでも条件にひっかかると1万2万と料金も増えてきます。そのへんの要素をうまく考慮し交渉してみましょう。
できるだけ1件目の見積りで決めない
先ほども言ったように、2件目、3件目の業者の見積りの方が安くなることが多いです。
なので、その場の雰囲気に流されて契約してしまわないよう、しっかりと意思を持って訪問見積りにのぞみましょう。何度も対応するのはたしかにめんどくさいんですけどね。
うまくやれば1件目でも底値くらいまで持っていける可能性もありますが・・それも条件次第ですかね。
業者が契約を入れたい条件と、こちらが提示できる条件がうまくかみ合えば、1件目からすんなり交渉できることもあります。
ということで
今回は、主に私の実体験を元に引っ越し料金を値切るための交渉術を紹介してみました。
交渉を楽しみながらうまく節約しましょう☆
では最後に
一風変わった引っ越し業者を紹介して今日は終わりにしたいと思います。
不用品の買取もしてくれる引っ越し業者
この記事を書くときにたまたま見つけたのですが
トレジャーファクトリーという不用品買取業者はご存知でしょうか?家具や食器や服や家電などなんでも買い取ってくれて中古品を店舗などで販売している会社です。
うちの近所にも1店舗あるのですが、そのトレジャーファクトリーが引っ越しサービスもやっているようで、特徴的なのが、引っ越しの際いらなくなって処分したいものも一緒に買取・処分してくれるというところです。
これはなかなか画期的な発想だと思いました。
たしかに新居に持っていきたくない家具や家電や、引っ越しのために整理するうちに処分したい家具や服などが出てきますよね。
私もエアコンや冷蔵庫やガスコンロなど、引っ越し前の処分がすごく面倒でした。粗大ごみに出すのもお金がかかったりしますしね。
このトレファク引っ越しは、そんな不用品の処分も一緒にやってくれるのでとても便利だと思います。
しかも処分だけでなく、買い取れるものは買い取ってくれるので、なんなら相殺されて無料で引っ越しもできちゃうかも?!
買取金額も考慮すれば、実質どこよりも引っ越しが安く済ませられて、さらに面倒な不用品処分の手間も省けるというまさに一石二鳥のサービスだったので、一応こちらも紹介しておくことにしました。
興味のある方は公式サイトを見てみてください。
では今日はこれで!
素敵な新生活を~ノシ
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