つみたてNISAで選べるファンドの純資産総額ランキングTOP30
どうも、キャナナです。
2018年1月から「つみたてNISA」がスタートし、私も同月から積み立てをはじめたんですが、
2020年7月現在、つみたてNISAで選べるファンドはなんと182本もあるので、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
ということで、今回はその182本の中からファンドの人気度を示すとも言える「純資産総額」でランキングを作ってみましたー!
また、つみたてNISAがそもそもどういうものなのかあんまりわかってない!という人は、まずこちらの記事をご覧ください。
⇒つみたてNISAとは?基本的な仕組みから投資信託の選び方まで初心者向けに徹底解説!
最後の「まとめ」の章で、今回ランクインしたファンドをわかりやすく整理しているので、目次でざっと順位だけ確認して、すぐにまとめを見るのがおすすめです。(目次からジャンプできます)
そして、まとめで気になったファンドがあれば上のランキングでファンドの詳細を確認という感じで!
つみたてNISAで選べるファンドの純資産総額ランキング TOP30
※2020年7月時点での情報なので、最新情報は各ファンドの目論見書などをご確認ください。
※このランキングではETF型は含めていません(分配金の自動再投資ができないため)
※商品内容についてはおよその数値で記載しているので詳細は必ず目論見書等でご確認ください。
1位 ひふみプラス
- 純資産総額
-
5068億円
- タイプ
-
アクティブ・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内68:海外12:その他20
- 信託報酬
-
0.858~1.078%(純資産総額に応じて変動)
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
販売会社によって3.3%以下
「ひふみプラス」は、ひふみ投信という独立系運用会社のファンドなんですが、自社で販売している「ひふみ投信」というファンドの販売代理店バージョンになります。
ひふみ投信で口座を開設して購入できるのは「ひふみ投信」、その他の大手証券会社などで口座を開設して購入できるのがこの「ひふみプラス」です。
投資内容としては、国内外の株式銘柄に対してひふみ投信が独自で割安だと判断した銘柄を購入していくという感じで、どちらのファンドも内容としては同じなんですが、信託報酬などの手数料に少し違いがあります。
ひふみ投信 | ひふみプラス |
保有期間によって変動 | 純資産総額によって変動 |
5年まで 信託報酬 1.0780% | 500億円まで 信託報酬 1.0780% |
5年~10年 信託報酬 0.878% | 500億円を超える部分 信託報酬 0.968% |
10年以上 信託報酬 0.678% | 1000億円を超える部分 信託報酬 0.858% |
どっちの方が手数料が安いのかという点についてはこれ結構計算が難しいんですが、つみたてNISAで20年保有するならひふみ投信の方が安いかな?という気はします。(ちゃんと計算してないです)
ただ、ひふみ投信で口座を開設すると、もうつみたてNISAではこれしか買えないので、2本以上のファンドに投資したい人は大手証券会社で口座を開設してひふみプラスを選んだ方がいいです。
ひふみプラスが購入できる主な投信会社はこちら
2位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 純資産総額
-
2096億円
- タイプ
-
アクティブ・海外型
- 株式債券割合
-
株式50:債券50
- 投資先割合
-
国内10:海外90
- 信託報酬
-
0.55~0.59%
- 信託財産留保額
-
0.1%
- 購入時手数料
-
なし
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、セゾン投信という独立系運用会社が販売する2本のファンドのうちの1つです。
投資内容としては「ファンド・オブ・ファンズ方式」を採用しているので、株式や債券に直接投資するのではなく、それらに投資している別のファンドに投資する形になります。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が投資しているファンドは以下の9つ
- バンガード・インスティテューショナル・インデックス・ファンド(米国株)
- バンガード・U.S.500ストック・インデックス・ファンド(米国株)
- バンガード・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド(欧州株)
- バンガード・ジャパン・ストック・インデックス・ファンド(日本株)
- バンガード・パシフィック・エックスジャパン・ストック・インデックス・ファンド(太平洋株)
- バンガード・エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド(新興国株)
- バンガード・U.S.・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド(米国債)
- バンガード・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド(欧州債)
- バンガード・ジャパン・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド(日本債)
もう一方の「セゾン資産形成の達人ファンド」は株式100%で、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは株式50%+債券50%なので、こちらはどちらかというとバランス型になります。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが購入できる投信会社はこちら
3位 ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 純資産総額
-
1847億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.1023%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本以外の主要先進国株式に投資するファンドで、指標としては「MSCIコクサイ・インデックス」に連動した運用を目指します。
MSCIコクサイ・インデックスは、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株の約1,300銘柄を対象としており、市場の約85%をカバーしています。
また、信託報酬についても今回のランキングの中で3番目に安いのが特徴です。
ニッセイ外国株式インデックスファンドが購入できる主な投信会社はこちら
4位 ニッセイ日経225インデックスファンド
- 純資産総額
-
1499億円
- タイプ
-
インデックス・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内100
- 信託報酬
-
0.275%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「ニッセイ日経225インデックスファンド」は、日本国内の株式に投資するファンドで、指標としては日経平均株価に連動した運用を目指します。
日経平均株価は、東証第1部上場銘柄のうち代表的な225銘柄の平均株価指数で、日本経済新聞が独自に算出したもの。
ニッセイ日経225インデックスファンドが購入できる主な投信会社はこちら
5位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 純資産総額
-
1253億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
米国100
- 信託報酬
-
0.0968%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、アメリカの株式に投資するファンドで、指標としては「S&P500指数」に連動した運用を目指します。
S&P500は、アメリカの株式銘柄のうち工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の大型株で構成されており、これらでニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしています。
eMAXIS(イーマクシス)シリーズには「eMAXIS 」と「eMAXIS Slim」があるんですが、「eMAXIS」は店頭販売、「eMAXIS Slim」はネット販売用の商品で、Slimのほうが手数料が安くなっています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が購入できる主な投信会社はこちら
6位 ひふみ投信
- 純資産総額
-
1252億円
- タイプ
-
アクティブ・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
日本68:海外12:その他20
- 信託報酬
-
0.6584~1.078%(保有期間によって変動)
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「ひふみ投信」は、独立系運用会社であるひふみ投信の商品で、これはひふみ投信からの直販でしか購入できません。
投資内容としては、国内外の株式銘柄に対してひふみ投信が独自で割安だと判断した銘柄を購入していきます。
ファンドの内容としては「ひふみプラス」と同じなんですが、信託報酬などの手数料に少し違いがあります。
ひふみ投信 | ひふみプラス |
保有期間によって変動 | 純資産総額によって変動 |
5年まで 信託報酬 1.0780% | 500億円まで 信託報酬 1.0780% |
5年~10年 信託報酬 0.878% | 500億円を超える部分 信託報酬 0.968% |
10年以上 信託報酬 0.678% | 1000億円を超える部分 信託報酬 0.858% |
ひふみ投信が購入できる投信会社はこちら
7位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 純資産総額
-
1186億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
米国100
- 信託報酬
-
0.162%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、バンガード社が運営する「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に主に投資するファンドで、指標としては「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動した運用を目指します。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスの「CRSP」はシカゴ大学証券価格調査センターの略なんですが、ここが独自に算出した指標で、特徴としてはアメリカの株式市場で買えるほぼすべての銘柄を対象にしていることです。
たとえば「S&P500」だと主要な500銘柄だけですが、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」だと米国株式まるごとが対象になっているイメージ。
楽天・全米株式インデックス・ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
8位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 純資産総額
-
1139億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.1023%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、日本を除く先進国の株式に投資するファンドで、指標としては「MSCIコクサイ・インデックス」に連動した運用を目指します。
MSCIコクサイ・インデックスは、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株の約1,300銘柄を対象としており、市場の約85%をカバーしています。
内容としては3位の「ニッセイ外国株式インデックスファンド」によく似ていて、信託報酬も0.1023%で同じです。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスが購入できる主な投信会社はこちら
9位 セゾン資産形成の達人ファンド
- 純資産総額
-
1015億円
- タイプ
-
アクティブ・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内10:海外90
- 信託報酬
-
1.15~1.55%
- 信託財産留保額
-
0.1%
- 購入時手数料
-
なし
「セゾン資産形成の達人ファンド」は、セゾン投信という独立系運用会社が販売する2種類の商品のうちの1つです。
投資内容としては「ファンド・オブ・ファンズ方式」を採用しているので、株式や債券に直接投資するのではなく、それらに投資しているファンドに投資する形になります。
「セゾン資産形成の達人ファンド」が投資しているファンドは以下の9つ
- バンガード米国オポチュニティファンド(米国株)
- アライアンス・バーンスタイン SICAVコンセントレイテッドUSエクイティ・ポートフォリオ(米国株)
- BBH・ルクセンブルグ・ファンズBBH・コア・セレクト(米国株)
- コムジェスト・ヨーロッパ・ファンド80(欧州株)
- コムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンド90(新興国株)
- スパークス・ワンアジア厳選投資ファンドS(太平洋株)
- スパークス・集中投資・日本株ファンドS(日本株)
- スパークス・長期厳選・日本株ファンド(日本株)
- コムジェスト日本株式ファンド(日本株)
もう一方の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は株式50%+債券50%で、こちらは株式100%なのでどちらかというとアクティブ型になります。
セゾン資産形成の達人ファンドが購入できる投信会社はこちら
10位 ニッセイ日本株ファンド
- 純資産総額
-
817億円
- タイプ
-
アクティブ・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内100
- 信託報酬
-
1.1%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「ニッセイ日本株ファンド」は、日本国内の株式に投資するファンドで、指標としては「TOPIX」を上回る運用を目指します。
TOPIXとは、東証一部上場の全銘柄を対象とした指標になっているので、日経平均株価(225銘柄)よりも対象が広くなっています。
アクティブ運用になるので、信託報酬は今回のランキングではワースト2位の高さになります。
ニッセイ日本株ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
11位 SMT グローバル株式インデックス・オープン
- 純資産総額
-
750億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.55%
- 信託財産留保額
-
0.05%
- 購入時手数料
-
販売会社によって2.2%以下
「SMT グローバル株式インデックス・オープン」は、日本以外の主要先進国株式に投資するファンドで、指標としては「MSCIコクサイ・インデックス」に連動した運用を目指します。
※SMTは、三井住友トラスト・アセットマネジメントの略。
MSCIコクサイ・インデックスは、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株の約1,300銘柄を対象としており、市場の約85%をカバーしています。
SMT グローバル株式インデックス・オープンが購入できる主な投信会社はこちら
12位 世界経済インデックスファンド
- 純資産総額
-
714億円
- タイプ
-
アクティブ・海外型
- 株式債券割合
-
株式50:債券50
- 投資先割合
-
国内10:海外90
- 信託報酬
-
0.55%
- 信託財産留保額
-
0.1%
- 購入時手数料
-
販売会社によって3.3%以下
「世界経済インデックスファンド」は、国内外の株式・債券に幅広く投資するファンドで、指標と割合はそれぞれ下記のようになっています。
国内債券 | 5% | NOMURA-BPI総合 |
先進国債券 | 30% | FTSE世界国債インデックス |
新興国債券 | 15% | JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド |
国内株式 | 5% | TOPIX |
先進国株式 | 30% | MSCIコクサイ・インデックス |
新興国株式 | 15% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス |
世界経済インデックスファンドが購入できる主な投信会社はこちら
13位 たわらノーロード 先進国株式
- 純資産総額
-
603億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.10989%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「たわらノーロード 先進国株式」は、日本以外の主要先進国株式に投資するファンドで、指標としては「MSCIコクサイ・インデックス」に連動した運用を目指します。
MSCIコクサイ・インデックスは、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株の約1,300銘柄を対象としており、市場の約85%をカバーしています。
たわらノーロード 先進国株式が購入できる主な投信会社はこちら
14位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 純資産総額
-
568億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式37.5:債券37.5:REIT25
- 投資先割合
-
国内40:海外60
- 信託報酬
-
0.154%以内
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、国内外の株式、債券、REITに均等にバランスよく投資するファンドです。
投資対象 | 比率 | 指標 |
国内株式 | 12.5% | TOPIX |
先進国株式 | 12.5% | MSCIコクサイ・インデックス |
新興国株式 | 12.5% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス |
国内債券 | 12.5% | NOMURA-BPI総合 |
先進国債券 | 12.5% | FTSE世界国債インデックス |
新興国債券 | 12.5% | JPモルガンGBI‐EMグローバル・ダイバーシファイド |
国内REIT | 12.5% | 東証REIT指数 |
先進国REIT | 12.5% | S&P先進国REITインデックス |
※REIT(リート)とは不動産投資のことです。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が購入できる主な投信会社はこちら
15位 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- 純資産総額
-
499億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
米国100
- 信託報酬
-
0.0938%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」は、「バンガード・S&P500 ETF」に投資するファンドで、米国市場のS&P500指数に連動した運用を目指します。
※ETFとは上場投資信託証券のこと
S&P500は、アメリカの株式銘柄のうち工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の大型株で構成されており、これらでニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしています。
今回のランキングの中ではこのファンドの信託報酬が一番安いです。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
16位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 純資産総額
-
452億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内7:海外93
- 信託報酬
-
0.212%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」に投資するファンドで、指標としては「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動した運用を目指します。
「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は、ETSE社が算出している全世界の株式市場の動向を表す株価指数で、全銘柄は約7,600銘柄で構成されており、全世界の株式市場時価総額約98%をカバーしていると言われています。
MSCIコクサイ・インデックスと比べて、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは小型株も含んでいるので、より全世界のカバー率は高くなっています。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドが購入できる主な投信会社はこちら
17位 eMAXIS 先進国株式インデックス
- 純資産総額
-
431億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.66%以内
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS 先進国株式インデックス」は、日本を除く先進国の株式市場に投資するファンドで、指標としては「MSCIコクサイ・インデックス」に連動した運用を目指します。
MSCIコクサイ・インデックスは、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株の約1,300銘柄を対象としており、市場の約85%をカバーしています。
8位の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と投資内容は同じですが、こちらは窓口販売向けの商品になっているので、信託報酬はSlimシリーズよりも高くなっています。
eMAXIS 先進国株式インデックスが購入できる主な投信会社はこちら
18位 結い 2101
- 純資産総額
-
420億円
- タイプ
-
アクティブ・国内型
- 株式債券割合
-
株式63.3:債券2.8:その他34
- 投資先割合
-
国内66:その他34?
- 信託報酬
-
1.1%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「結い 2101」は、鎌倉投信という独立系運用会社が販売する商品で、独自の基準に基づいた「いい会社」に投資するファンドです。
ちょっと目論見書を見てもファンドの内容がよくわからなかったんですが、おそらく主に国内の株式(上場企業約3,700社、非上場企業約5,000社)に投資していて、短期資産が3割ほどある感じっぽいです。
信託報酬はアクティブ型なのもありますが、今回のランキングの中では2番目に高いです。
結い 2101が購入できる投信会社はこちら
19位 eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)
- 純資産総額
-
368億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内7:海外93
- 信託報酬
-
0.1144%以内
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)」は、日本を含む先進国や新興国の株式に投資するファンドで、指標としては「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動した運用を目指します。
「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」は、先進国23カ国と新興国26カ国の大型株と中型株で構成される株価指数で、約2,700銘柄が対象になっています。
eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)が購入できる主な投信会社はこちら
20位 野村インデックスファンド・日経225
- 純資産総額
-
365億円
- タイプ
-
インデックス・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内100
- 信託報酬
-
0.44%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
販売会社によって1.1%以下
「野村インデックスファンド・日経225」は、日本国内の株式に投資するファンドで、指標としては日経平均株価に連動した運用を目指します。
日経平均株価は、東証第1部上場銘柄のうち代表的な225銘柄の平均株価指数で、日本経済新聞が独自に算出したもの。
野村インデックスファンド・日経225が購入できる主な投信会社はこちら
21位 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
- 純資産総額
-
357億円
- タイプ
-
インデックス・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内100
- 信託報酬
-
0.176%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」は、日本国内の株式に投資するファンドで、指標としては「TOPIX」に連動した運用を目指します。
TOPIXとは、東証一部上場の全銘柄を対象とした指標になっているので、日経平均株価(225銘柄)よりも対象が広くなっています。
※DCは確定拠出年金の略
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドが購入できる主な投信会社はこちら
22位 DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)
- 純資産総額
-
349億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式50:債券45:その他5
- 投資先割合
-
国内60:海外40
- 信託報酬
-
0.154%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)」は、自社のインデックスファンド(マザーファンド)に投資するファンドで、他にも「債券重視型」と「株式重視型」があります。
自社のインデックスファンドの指標と投資配分はそれぞれ以下の通り。
ニッセイ国内株式インデックス マザーファンド | TOPIX | 30% |
ニッセイ国内債券インデックス マザーファンド | NOMURA-BPI総合 | 30% |
ニッセイ外国株式インデックス マザーファンド | MSCIコクサイ・インデックス | 20% |
ニッセイ外国債券インデックス マザーファンド | FTSE世界国債インデックス (日本除く) | 15% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)が購入できる主な投信会社はこちら
23位 のむラップ・ファンド(積極型)
- 純資産総額
-
345億円
- タイプ
-
アクティブ・海外型
- 株式債券割合
-
(およそ)株式62:債券22:REIT14
- 投資先割合
-
(およそ)国内17:海外81
- 信託報酬
-
1.518%
- 信託財産留保額
-
0.3%
- 購入時手数料
-
販売会社によって1.1%以下
「のむラップ・ファンド(積極型)」は、自社のマザーファンドに投資するファンドで、他にも「保守型」「やや保守型」「普通型」「やや積極型」があります。
各マザーファンドの指標と投資配分はそれぞれ以下の通り。
国内株式マザーファンド | TOPIX | 12.4% |
国内債券 NOMURA-BPI 総合 マザーファンド | NOMURA-BPI 総合 | 4.7% |
外国株式 MSCI-KOKUSAI マザーファンド | MSCI-KOKUSAI 指数 | 49.6% |
外国債券マザーファンド | FTSE 世界国債インデックス | 17.7% |
世界 REIT インデックス マザーファンド | S&P 先進国 REIT 指数 | 14.3% |
※2020年3⽉31⽇時点
のむラップ・ファンド(積極型)が購入できる主な投信会社はこちら
24位 三井住友・DC年金バランス50(標準型)
- 純資産総額
-
333億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式50:債券45:その他5
- 投資先割合
-
国内70:海外25:その他5
- 信託報酬
-
0.253%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「三井住友・DC年金バランス50(標準型)」は、自社のマザーファンドに投資するファンドで、他にも「債券重点型」「株式重点型」があります。
各マザーファンドの指標と投資配分はそれぞれ以下の通り。
国内株式インデックス ・マザーファンド(B号) | TOPIX | 35% |
国内債券パッシブ ・マザーファンド | NOMURA-BPI(総合) | 35% |
外国株式インデックス ・マザーファンド | MSCIコクサイインデックス | 15% |
外国債券パッシブ ・マザーファンド | FTSE世界国債インデックス | 10% |
三井住友・DC年金バランス50(標準型)が購入できる主な投信会社はこちら
25位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- 純資産総額
-
321億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.2079%以内
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、新興国の株式に投資するファンドで、指標としてはMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動した運用を目指します。
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、新興国26カ国の大型株と中型株を対象として約1,198銘柄で構成されており、構成内訳としては上位5カ国(中国、韓国、台湾、インド、ブラジル)で70%以上を占めています。
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26位 eMAXIS 新興国株式インデックス
- 純資産総額
-
309億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.66%
- 信託財産留保額
-
0.3
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS 新興国株式インデックス」は、新興国の株式に投資するファンドで、指標としてはMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動した運用を目指します。
内容としては25位の「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」と同じですが、こちらは店頭販売向け商品であるため手数料がSlimシリーズよりも高めに設定されています。
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27位 eMAXIS バランス(8資産均等型)
- 純資産総額
-
304億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式37.5:債券37.5:REIT25
- 投資先割合
-
日本68:海外12:その他20
- 信託報酬
-
0.55%以内
- 信託財産留保額
-
0.15%
- 購入時手数料
-
なし
「eMAXIS バランス(8資産均等型)」は、国内外の株式、債券、REITに均等にバランスよく投資するファンドです。
内容としては14位の「eMAXIS バランス(8資産均等型)」と同じですが、こちらは店頭販売向け商品であるため手数料がSlimシリーズよりも高めに設定されています。
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28位 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
- 純資産総額
-
302億円
- タイプ
-
インデックス・海外型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
海外100
- 信託報酬
-
0.275%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」は、海外の株式に投資するファンドで、指標としてはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動した運用を目指します。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、先進国23カ国と新興国26カ国の大型株と中型株で構成される株価指数で、約2,700銘柄が対象になります。
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29位 年金積立 Jグロース
- 純資産総額
-
300億円
- タイプ
-
アクティブ・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内100
- 信託報酬
-
0.902%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
販売会社によって2.2%以下
「年金積立 Jグロース」は、日興アセットマネジメントの商品です。独自の選定基準により成長性の高い日本株に投資するファンドで、TOPIXを上回る運用を目指します。
TOPIXは、東証一部上場の全銘柄を対象にしています。
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30位 ニッセイTOPIXインデックスファンド
- 純資産総額
-
291億円
- タイプ
-
インデックス・国内型
- 株式債券割合
-
株式100
- 投資先割合
-
国内100
- 信託報酬
-
0.154%
- 信託財産留保額
-
なし
- 購入時手数料
-
なし
「ニッセイTOPIXインデックスファンド」は、国内の株式に投資するファンドで、指標としてはTOPIXに連動した運用を目指します。
TOPIXは、東証一部上場の全銘柄を対象にしています。
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まとめ
今回は、つみたてNISAで選べる全182本のファンドの中から、純資産総額の多い上位30銘柄をランキングにしてみました。
純資産総額が高いからといって無条件におすすめというわけではないんですが、それだけお金が集まっているということはある意味その人気度を表しているとも言えるのと、
繰上償還になる確率も低くはなると思うので、選ぶ際の参考の1つとしては有用だと考えています。
※繰上償還(くりあげしょうかん)とは…資金が集まらず途中で運用が中止され解約となってしまうこと
あとは、あなたが今後20年間でどこの市場が伸びると思うのか、期待するところに投資しているファンドを選んでもらえればと思います。
上のランキング内でもそれぞれのファンドの投資先や指標について簡単に書きましたが、それだけだとちょっとわかりにくいかなと思うので、ここでは投資先ごとにファンドを整理してみました。(いずれも純資産総額が高い順)
※リンクでこの記事のランキングの位置にジャンプできるようにしています
国内株式に投資するファンド
- 独自運用
- 日経平均株価(東証第1部上場の代表的な225銘柄)に連動
- TOPIX(東証一部上場の全銘柄)に連動
先進国株式に投資するファンド
- MSCIコクサイ・インデックス(先進国22ヵ国に上場する大・中型株の約1,300銘柄)に連動
米国株式に投資するファンド
- S&P500指数(アメリカ市場の大型株500銘柄)に連動
- CRSP USトータル・マーケット・インデックス(アメリカ市場のほぼ全ての銘柄)に連動
世界株式に投資するファンド
- 独自運用
- FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(全世界の中小型株までを含み、市場の約98%をカバー)に連動
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(全世界の大型株と中型株で構成され、市場の約85%をカバー)に連動
新興国株式に投資するファンド
- MSCIエマージング・マーケット・インデックス(新興国の大型・中型株を対象に構成)に連動
バランスよく投資するファンド
同じ指標に連動するように運用しているインデックスファンドは、基本的には同じような値動きになると思うので、お好みのものを選んでもらえればと思います。
アクティブ運用になっているものは、その指標を上回る運用を目指します。
あとは指標を目安にせず独自の選定で上手く運用しているファンドもあるので、その運用が気に入ればそこに掛けてみるのもアリです。
ちなみに私個人は、ファンドオブファンズで今回のランキングでは2位と9位にランクインしている「セゾン投信」で口座開設を行い、この2つのファンドに毎月15,000円ずつ投資しています。
資金流入も豊富で運用成績もよかったので。
これは家計簿アプリの「マネーフォワード」の画面なんですが2020年7月時点では、48万円のつみたてに対して約3万5000円の利益が出ています。(2018年1月からつみたて開始)
つみたてNISAは、最初にどの銘柄を選ぶかはちょっと迷うし決断するのに勇気もいるんですが、そのあとはほったらかしで運用できるので、はじめての投資にはやはりおすすめだと思います。
運用益についても20年間非課税なので、利益が出た分もそのまま手元に残ります。
まだまだはじまったばかりの制度なのでこれが20年後どのくらいの額になるのかはなかなか想像がつきませんが、仮に毎月3万円を20年間積み立ててファンドの運用成績が5%だった場合、
>>総支払金額は720万円で、運用益が約513万円、合計で1,233万円
となるので、老後の資産形成としてもアリなんじゃないかなと。
※もちろん元本割れするリスクも0ではありません
というわけで、今回はこれで。
またーノシ
投資については必ずご自身でもよく調べてから、自己責任においてリスクの取れる範囲で行ってください。もし損失が出た場合でも責任は負いかねます。
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