【住宅ローン控除】繰り上げ返済のお得なタイミングと確定申告に与える影響

どうも、キャナナです。
住宅ローンを組むと10年間住宅ローン控除というものが受けられるんですが、途中で繰り上げ返済をしたくなった場合、どのタイミングでするのがお得なのか気になりますよね。
また、繰り上げ返済をした時期によっては確定申告にも影響が出て、あとあと面倒なことになったりもするので、、
今回は、繰り上げ返済をするにあたってお得なタイミングと、しない方がいい時期について解説したいと思います。
住宅ローン控除とは?
そもそもの住宅ローン控除の制度について詳しくご覧になりたい場合は、こちらを開いてください。
住宅ローン控除が受けられる条件
初年度の申請(確定申告)方法
2年目以降の申請(年末調整)方法
繰り上げ返済のお得なタイミングとは?
そもそも住宅ローン控除中に繰り上げ返済をするのはお得なのかどうかについてですが、これについての考え方としては簡単です。
住宅ローン控除で控除されるのは、年末のローン残高の1%です。
なので、
今組んでいる住宅ローンの金利が1%以上なら、住宅ローン控除中でも繰り上げ返済したほうがお得
今組んでいる住宅ローンの金利が1%未満なら、住宅ローン控除が終わってから繰り上げ返済したほうがお得
ということになります。
つまり、金利のほうが高いのなら早く返済したほうがいいし、金利のほうが安いのなら住宅ローン控除を受けていたほうがお得ということですね。
今は超低金利時代なので、変動金利とかだと1%未満の場合が多いと思います。
うちもソニー銀行の変動金利でローンを組んでいて現時点では0.5%未満なので、この金利なら一応10年間は繰り上げ返済しないほうがお得ということになりますね。(わたしはちょこちょこ繰り上げ返済しちゃってるんですが)
繰り上げ返済が確定申告に与える影響とは?
住宅ローンを組むと、毎年10月くらいに銀行から「年末残高証明書」というものが届きます。
これを初年度は確定申告の時に税務署に、翌年以降は年末調整の時に勤め先の会社に提出するんですが、
ここで証明されている年末時点のローン残高というのは、決まった返済額をそのまま年末まで払った場合の残高なんですよ。
つまり、ここで証明されている年末残高は、あくまで「発行(10月)時点での予定」であり、確定額ではありません。
なので、この年末残高証明書が発行されてから年末までに繰り上げ返済をしてしまうと、その予定が狂ってしまって年末の残高は変わってしまいます。
これ、うっかりやってしまいがちなのでほんとに注意してください!
わたしも何も考えずに繰り上げ返済をポチっとやってしまったんですが、年末調整の時にたまたま嫌な予感がして対処したからよかったものの、気づかずにそのまま確定申告や年末調整をしてしまうと、あとから修正でややこしいことになって会社にも迷惑がかかります。
もしうっかり年末残高証明書が発行された後に繰り上げ返済をしてしまった場合は、銀行に「残高証明書をもらったあとに繰り上げ返済しちゃったんですけど~」と言えば、すぐに修正したものを送ってくれると思いますので、できるだけ早めに連絡しましょう。
まあ欲を言えば、銀行のほうで自動的に修正した残高証明書を送ってくれれば助かるんですけどね。。
これは銀行にもよるかもしれません。
今は手数料無料で気軽に少額から繰り上げ返済できちゃう銀行も多いので、わたしのように軽い気持ちで10月以降にぽちっと繰り上げしちゃわないように注意してください。
また、もし間違った金額で申告してしまった場合は、1月31日までなら会社に申し出れば修正してもらえるのと、確定申告期間中に自分で修正申告をすることも可能ですので、気づいたら間違ったまま放置せずに、きちんと申告しましょう。
ということで
今回は住宅ローン控除と繰り上げ返済について、注意点をまとめてみました。
では今回はこれで!
またーノシ
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